豆乳 今期生産量43万㎘超えへ 高校生など若年啓発を重点に 日本豆乳協会

日本豆乳協会は、このほど2020年度の協会の活動に関する記者発表会を開催した。この中で重山俊彦会長は、「昨年度の豆乳生産量(業務用含む)は前年比二ケタ増の40万8千919㎘だった。今年度の第3四半期(速報)も順調に伸び、年度末には43万㎘を超えそうだ。社会的地位を確保するには50万㎘にしたいと言い続けてきたが、手の届くところまできた。昨今の新型コロナにより産業構造が変化する中で、健康志向を背景に家庭内消費が見直され、まとめ買いの増加やコンビニ購買の変化、通販や宅配の増加などが起きている。今後は品質に一層気を配り、安心・安全に注力し、商品の改善、改良を進め、できれば今後10年間で70万㎘規模になればと思う」など語った。

日本豆乳協会 重山俊彦会長
日本豆乳協会 重山俊彦会長

需要層の変化について、「これまで女性需要が多かったが、最近は男子や大学のアスリート学生の飲用率が上がり、豆乳をプロテイン飲料ととらえられており、若年層訴求を続けることでコアユーザーを広げたい」。動物性訴求と植物性訴求については、「タイは牛乳と豆乳が同じ程度飲まれ、牛乳と豆乳を飲み分けており、動物性である牛乳をコンペジターとして意識せず、日本では、豆乳は豆乳の世界をつくっていく」と語った。

続いて川村良弘事務局長が、「いつでも、どこでも豆乳生活」をメインテーマにした今年度の事業活動を説明した。高校生に特化したレシピコンテスト「第7回豆乳レシピ甲子園」は、全国77高校、1千800件を超える生徒から応募があり、新たに「豆乳たっぷりおうち料理部門」を新設。豆乳関係者や豆乳愛飲者を対象にした資格検定「第8回豆乳資格検定」は、昨年は165人が合格し、既に約750人の豆乳マイスターやマイスタープロを輩出。今年は12月5日に検定試験を実施。全国の学生を対象にした「豆乳食育移動教室」は、昨年度は4校で実施し、今年度は5校を予定。

新型コロナの影響により、多くのスポーツイベントが中止になる中で、「スポーツ豆乳応援キャンペーン」として、スポーツイベントを行う高校生にサンプリングやアンケートを通してたんぱく質摂取の重要性を啓発。「今年度も引き続き若年層の啓発を重点に取り組む」姿勢をみせた。

引き続き発表会では、会員企業4社が豆乳イベントやキャンペーン、注力商品などプレゼン。キッコーマン飲料は下半期へ「ホッ豆乳やってみよう!」をテーマに掲げ、温めて飲む、豆乳鍋を対象に新しい豆乳の使い方を提案。特設サイトの立ち上げやSNSキャンペーン、秋冬新商品・季節限定商品、新開発商品「アシスト乳酸菌」(11月30日発売)などを説明した。

マルサンアイは秋発売の豆乳とチルド商品を説明。新製品の「特性濃厚14.0無調整豆乳」「濃厚10%国産大豆の無調整豆乳」「豆乳飲料ちょっと贅沢なコーヒーキリマンジャロブレンド」や、豆乳を使ったチーズタイプ食品の「豆乳シュレッド」、発売10周年で累計販売量が2千600万個に達した「豆乳グルト」などを解説。

ふくれんは、九州産大豆のフクユタカを使った豆乳や豆乳ヨーグルトのこだわりや特徴などを発表。

ポッカサッポロフード&ビバレッジは、昨年4月の発売以来、1年で約2倍に成長した「ソイビオ豆乳ヨーグルトプレーン無糖」の状況や、「ソイビオ400g」と「ストロー付き」2品のトライアルを喚起するため、11月末締切りの消費者キャンペーンを紹介。また素材感を特徴とした新製品の豆乳飲料4品も発表した。