社会経済活動の見直しも

ここ一週間は米国の大統領選挙の開票状況に振り回されたが、混乱の中でも米国の株価は上昇した。日本の日経平均株価もバブル崩壊後の最高値を更新し、29年ぶりの高値となった。バイデン氏の勝利宣言を受け、投資家の間に安心感が広がったこともその要因とされる。

▼これに対し、終息の見通しが全く立たず、安心感も全く広がらないのが新型コロナの感染拡大だ。世界の感染者数は5千万人を超えた。日本の感染者数は約11万人になるが、1日当たりの新規感染確認者数が横ばい傾向から増加傾向に転じている。

▼9日には北海道の1日当たり新規感染確認者数が初めて200人に到達。これは北海道だけの問題ではなく、おそらく全国的な問題だ。冬本番に向け、全国的に感染症が拡大していく懸念がある。

▼感染拡大防止と社会経済活動の両立はこの半年以上にわたって直面してきた問題だ。これまで社会経済活動を何とか再開してきたが、そのバランスを見直さざるを得ない状況に陥る可能性がある。少なくともその準備を進める必要があると考えざるを得ないようだ。