サタケ ヤマタネの精米プラント受注 千葉県に国内最大級工場建設へ

サタケは、ヤマタネと精米プラント建設に関する契約を20年3月に締結し、22年1月の稼働開始を目指している。ヤマタネは現在、東京精米工場(東京都江東区)と岩槻精米工場(さいたま市岩槻区)の2工場を運用しているが、さらなる生産の効率化と顧客ニーズへのきめ細かな対応を進めることを目的に、工場を1か所に集約すべく千葉県印西市に国内最大級の生産能力を持つ精米工場の建設を計画、精米設備一式についてはサタケが受注した。

この精米工場には、原料玄米自動張込システムや精米機自動制御システム、新型光選別機「SLASH(スラッシュ)」、工場生産支援システムなど最新技術を盛り込み、工場運営の効率化を進めるとともに、環境負荷も考慮し自由落下を利用したコメの搬送距離の低減や工程の簡素化に伴う生産時間の短縮により電力等の削減を行っている。

新精米工場の概要

▽所在地=千葉県印西市つくりや台▽敷地面積=11万5千80㎡▽精米工場建築面積=8千190㎡▽生産能力=月産6千t▽予定工期=22年1月稼働開始。

主要設備・システム

①原料玄米自動張込システム=パレットに積まれた米袋をロボットが1つずつ降ろし、自動開袋機が開封して玄米を荷受ホッパに投入するまでを全自動で行い、作業の負担軽減・省力化を実現

②精米機(白度による自動運転システム付)=精米後の白度(白さの度合い)を常時監視し、一定の白度になるよう精米機の運転調整を自動で行うシステムにより品質の安定化を実現

③新型光選別機「SLASH」=従来比1.7倍の速度で開閉するピエゾバルブにより、不良品を除去する際に巻き添えとなる良品を10%低減。2台のフルカラーカメラに加え、波長の異なる2台の近赤外線カメラを搭載し、原料と同色または透明の異物も高精度に選別

④生産計画支援システム=原料玄米在庫データや商品在庫データ、受注データなどをもとに、最適な生産計画を自動で作成するシステムで作業精度向上を実現。