希少品種「世界一」のりんごジュース 最初で最後の可能性も 1本300円、限定発売 JR東の自販機で

JR東日本ウォータービジネスは10月6日、JR東日本の首都圏と青森県の駅構内にある自販機で、世界一大きいりんごと言われる「世界一」の希少品種だけを使用した「青森りんご 世界一」を新発売した。280㎖PETで販売価格は税込み300円。

「世界一」は青森県のりんご試験場でデリシャスとゴールデンデリシャスの2つの品種を交配して育成された品種。誕生当初、サイズが世界一大きいと言われたことが品種名の由来となっている。

通常のりんごは300g程度であるのに対して「世界一」は大玉のもので1kg近くになることもある。

6日取材に応じた営業本部商品部の石原結衣氏は「大きいものは熟れやすく甘味の調整が難しい。その上で大きく赤色にしていく必要があり、青森県内でも作付面積は全体の0.5%程度と限られた数しか生産していない希少な品種」と説明する。

生産量が少ない上に、その多くが海外に輸出され国内の売場にはほとんど出回っていない。ネットで600円くらいの価格で販売されている。

石原結衣氏(JR東日本ウォータービジネス)。右手に持つのが「世界一」
石原結衣氏(JR東日本ウォータービジネス)。右手に持つのが「世界一」

「ジュースは見た目が美しくないものも使うことができ、たまたま『世界一』を調達できた。基本的に『青森りんごシリーズ』の原料調達は農家さんが減っていることで難しくなっており、品種によってはこの先、販売できなくなる可能性がある」という。

同社は10月21日、東京駅・上野駅のりんご自販機での販売を早期に終了する見込みになると発表した。SNSで広く話題になり多数のメディアに紹介されたことから、同社が当初想定していた売れ行きを大幅に上回る販売結果となったという。

なお10月30日からはアキュア公式オンラインストアで「青森りんご 世界一」が入った冬のギフトを発売した。