栄養豊富なマカダミアナッツの飲料をゼロベースで開発 豆乳・アーモンドミルクに次ぐ新たな選択肢に意欲 キッコーマン飲料

キッコーマン飲料は9月28日、マカダミアナッツを使用した飲料「マカダミアミルク オリジナル」と「マカダミアミルク 砂糖不使用」の2品を新発売した。

2品とも200ml紙で希望小売価格は税別128円。

マカダミアミルクに着目した理由について、キッコーマン飲料の荻生康成チルド営業本部営業企画部企画グループグループ長は「豆乳を含めた体によい植物性ミルクの選択肢を増やしていくことにある」と語る。

開発にあたっては、オーストラリア産のマカダミアナッツを使用してゼロベースで着手したという。

「海外でも植物性ミルクが盛り上がっているが、そういったものを単に持ち込んだだけでは成立しづらい。ローカルのおいしさと文化をしっかりおさえた上で、日本人が理解するマカダミアのチョコやアイスを踏まえてゼロベースで開発した」と説明する。

デジタル中心にコミュニケーションしていく考えで、その際、ポイントとなるのがオーストラリア産。

「マガダミアナッツはハワイのお土産と知られるが、実はオーストラリア原産。お伝えしたい情報がたくさんある中で、オーストラリア原産を1つのポイントとして面白く伝えていきたい」という。

堅くて丸い殻にしっかりと守られた実は、外からの影響を受けにくい状態でおいしさと栄養を蓄えている。ビタミンやミネラル、食物繊維に加え、良質な不飽和脂肪酸などの栄養成分が豊富に含まれ、乳児の肌に特に多く含まれているというパルミトレイン酸の含有量は食品の中でも断トツとなっている。

このおいしくて栄養豊富な実をペースト加工する技術を外部の協力を得て開発し、淡泊でクリーミー、ホロホロとした食感でとろける味わいのマカダミアナッツに仕立てられている。

19年2月に発売した「豆乳飲料 マカダミアナッツ」は「マカダミアミルク」の布石でもあった。「豆乳アイスを象徴する商品として出したのは事実だが、飲み物としてマカダミアがご理解いただけるというのは商品化してみないと分からないことがたくさんあり、そういった意味で豆乳飲料を経た上で『マカダミアミルク』を発売する」と説明する。

定着化に向けてはナッツミルク市場を睨む。

「海外には多様な種類の植物ミルクがあるが、日本では豆乳とアーモンドミルク程度しかなく、選択肢を広げることでそれぞれのカテゴリーの規模を広げていきたい。アーモンドミルクをナッツミルクと捉え全体のボリュームを上げていきたい」と意欲をのぞかせる。