「アーモンド効果」1Lが好調 パンや鍋のコラボ提案で勢い加速 江崎グリコ

アーモンドミルク市場の9割強のシェアを握る江崎グリコの「アーモンド効果」は1-7月、1Lの大容量タイプが牽引して前年同期比10%以上伸長した。

この要因について、取材に応じた健康事業・新規事業マーケティング部の千田氏は「まとめ買い需要にマッチした。元々常温で長期保存可能であったが、9月から賞味期限を230日から270日へと延長したことも功を奏して、1Lをまとめ買いしているとのお声もいただいている」と語る。

1Lは、近年では男性層の伸びが顕著になっている。

13年の発売当初2割の性別購入率だったのが4割弱まで拡大した上に1人当たりの購入金額も男性のほうが高くなっているという。「家族のために代理購入する男性が増え、男性は一度飲むと習慣化しリピートして下さる傾向にある」と説明する。

健康事業・新規事業マーケティング部の千田氏(江崎グリコ)
健康事業・新規事業マーケティング部の千田氏(江崎グリコ)

1Lは「オリジナル」「砂糖不使用」「3種のナッツ」の3品をラインアップ。この中で牽引役となっているのが「砂糖不使用」と今年3月に新発売した「3種のナッツ」の2品。

「3種のナッツ」は1Lに先立ち販売している200mlも好調で2ケタ増で推移している。「ナッツそのものの健康価値から女性の支持率が高く、200mlは19年8月から今年7月までの期間で35%増となった」と振り返る。

コロナ禍の影響については、家庭で過ごす時間が増えたことで1人あたりの飲用量も拡大傾向にあるという。

「アーモンドミルクを飲まれる方は健康意識の高い方が多く、インタビューしたところ“自分で何とかして健康を維持しなければならない”という意識の高まりを感じ、“飲用頻度が増えた”とのお声もいただいている」と述べる。

「アーモンド効果TASTY」の<Creamy Almondmilk> と<Coffee Almondmilk>
「アーモンド効果TASTY」の<Creamy Almondmilk> と<Coffee Almondmilk>

アーモンドミルクは、水分と一緒に発汗によって失われてしまうミネラルやビタミン補うことができることから、夏場は店頭で熱中症対策商品とともに並べられる動きもみられた。

ブランド全体では、“おいしいアーモンドのうれしい効果”を訴求しており、今夏はそのままの飲用による美味しさに加えてコーヒーに入れて飲むことも提案した。