ボジョレーヌーヴォー第1便が羽田に コロナ影響危惧も無事到着 サントリー

今年は11月19日が解禁日となるボジョレーヌーヴォーの、サントリー輸入第一便が22日に日本航空機で羽田空港に到着した。今年はコロナ禍で生産・輸入も危惧されたが、無事に到着したことに関係者は胸をなでおろした。

サントリーはボジョレーヌーヴォー国内市場No.1という「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー」は22日から羽田空港など5空港、東京港(船便)に計59便で到着予定だ。昨年の輸入数量は約7万箱(750㎖×12本/箱)だったが、今年は5万4千箱。近年の減少傾向に加え、コロナ禍で飲食店での需要が減っていることなどが影響した形だ。

3月半ばから6月にかけてフランスでは一回目のロックダウン、夜間外出禁止令があり生産や流通が危ぶまれたという。一方でブドウの生育は例年以上に早く「自然の力強さを感じる1年だった」(綾木徹サントリーワインインターナショナル輸入ブランド部長)と話す。

税関検査後に開封されたボジョレーヌーヴォー(サントリー)
税関検査後に開封されたボジョレーヌーヴォー(サントリー)

収穫や醸造、出荷の際には人が集まるが、安全に最大限の配慮を払いながらの生産だった。ボジョレー地区では7月は降水量が少なく、8月は猛暑が続いたため、ブドウは例年より早く成熟し、例年より早い8月20日に収穫が始まった。通常は10月下旬に出荷されるが、今年はコロナ禍の影響を考慮して輸送期間に余裕を持たせるため10月12日となった。

今年はダークルビー色が特徴で、ブラックチェリーのような完熟した黒い果実の香りとともに、心地のよい余韻が続く芳醇なワインだといわれる。

例年同様の解禁日イベントは行われないが、同社ではオンラインでの企画などを検討している。