北関東の人気ラーメン店「壱番亭」関西進出 コロナ不況の外食界に「明るい話題を」 グルメ杵屋

グルメ杵屋は21日、グループ会社の壱番亭本部(茨城県筑西市)のラーメン店「壱番亭北加賀屋店」(大阪市住之江区)を出店した。「壱番亭」ブランドは関西初出店で、今後2年間で関西30店舗の出店を目指す。グルメ杵屋の椋本充士社長は新店舗について「2月以降外食産業は暗い話題が続いた。緊急事態宣言解除後もすべてが戻っているわけではない。経営環境は厳しいがグループの総力を挙げて明るい話題を提供したい」と語った。

壱番亭本部は、北関東を中心にラーメン店を展開しており、グルメ杵屋が2年前にM&Aでグループ化していた。グルメ杵屋は、駅ビルやSCのテナント出店が多い。コロナ禍で消費者の行動が変化し苦戦している業態が多く、今期中にうどん・そば業態を中心に80店舗程度の退店を予定している。

グループの外食店舗運営を担当するグルメ杵屋レストランの稲本和彦社長は「これまでSC、駅前を中心に出店してきたが、中心部から郊外に人が流れている。ロードサイド、商店街への出店に舵を切る」方針で、うどん・そばに次ぐ主力業態としてラーメン店の出店を強化。さらにラーメン店のほかにも郊外に出店できる業態を検討している。

「壱番亭」は北関東を中心にファミリーでも利用できるラーメン店として知名度が高い。独自に開発した味噌を使用した「辛ネギ熟成味噌ラーメン」が人気商品で、「北加賀屋店」には全席にタブレットを導入したほか、支払いもセルフレジを使用することで接触の機会を減らしている。