ニップン 福岡の新工場が完成 プレミックス、国内10万t体制に

日本製粉では12億円を投じて建設した福岡工場プレミックス工場が完工し、21日に竣工式を行った。同工場ではベーカリーミックスから天ぷら粉まで業務用プレミックスを生産。小口の業務用製品「ハンディパック」シリーズや1kg、2kgといった小容量品の製造にも対応し、年間9,000tの生産能力を有する。延べ床面積は1,515㎡で、2系統の生産ラインを設置した。

同社のプレミックス事業は、国内では竜ヶ崎工場(茨城県)と神戸甲南工場(兵庫県)の東西に生産拠点を開設。新工場の稼働で国内3工場体制になり、生産キャパは1割増の約10万t体制を確立する。西日本地域の物流コストの圧縮を実現するほか、国内需要のみならず将来的には中国・上海やタイ工場、立ち上げ中のインドネシア工場とともにアジア圏の需要にも応える方針。

大内淳雄取締役専務執行役員(日本製粉)
大内淳雄取締役専務執行役員(日本製粉)

新工場では21年3月ごろをめどにJFS-Cの認証取得を目指すほか、その他の自社工場についても20年度中にFSSC22000からJFS―Cへの切り替えを進める。

大内淳雄取締役専務執行役員は「当社では60年にわたりプレミックス事業を展開してきた。いまでは重要な基幹事業に成長している。近年、食品事業が大きく伸長しているが、その成長の一端を担う冷凍生地などもプレミックスがベースにあることで高い競争力の商品を生み出せる。銘柄ごとに味や風味、形状に至るまで均一に再現できる配合と製法は、培ったノウハウによるもの。当社の技術力が凝縮されている」と自社製品の市場競争力の高さをアピール。

さらに「これまで福岡工場は製粉工場として小麦粉の安定供給に努めてきたが、高付加価値な業務用プレミックスを生産することでお客さまの多様なニーズにお応えし、自社のさらなる成長につなげることができる」と抱負を述べた。