「ご当地キットカット」観光支援で恩返し 1商品につき10円を寄付 ネスレ日本

ネスレ日本は、日本各地を訪れる観光客数が減少している現在の状況を踏まえ、消費者が商品の購入を通じて日本全国の観光地域を応援する活動に参加できるように、寄付金付き「ご当地キットカット」6品を期間限定で順次発売する。

1商品あたり10円の寄付金が商品価格に含まれ、その寄付金は日本観光振興協会のネットワークを通じて全国の観光地域の活動を支援するために活用される。

同社は、02年に発売した夕張メロン味を皮切りに日本各地の名産品を使用したさまざまな「ご当地キットカット」を展開し、今回の取り組みはその恩返しの狙いもある。

コロナ禍で観光客数減少に伴い、訪日外国人観光客が選ぶ定番土産として支持されてきた「キットカット」も苦戦。そうした中、6月取材に応じた深谷龍彦代表取締役社長兼CEOは「こういう時だからこそ新しいアイデアが生まれてくる。『キットカット』には過去に何度も危機があった。指をくわえてツーリストが戻ってくるのを待っているのではなく困っている観光業界に恩返しサポートできるかを考えるべき」と発破をかけていた。

支援活動の詳細は今後詰められる。日本観光振興協会は各地域の活性化に期待を寄せるとともに「地域の伝統産業である酒蔵の協力を得て作られた衛生用品の配布などを通じて全国の皆さまの、いつか“キット”行きたいという想いにお応えしていきたい」とコメントを寄せた。