土産品、新販路開拓へ越境 小容量化も

「Go To」効果などもあり観光に,ビジネスに、人々の移動が徐々に活発化してきた。JR東海の月次発表によると4月、5月に前年比10%まで落ちこんだ東海道新幹線の利用状況は足元の10月前半には40%台の半ばまで回復している。

▼これに伴い、駅の土産物店にも客が戻ってきた。ただ、売場には微妙な変化が見て取れる。東京土産の代表格「東京ばな奈」が名古屋や新大阪駅に、伊勢名物「赤福餅」が東京駅にと、ご当地土産が地域を越えた展開を見せている。

▼土産物業界も今回のコロナ禍で大きな打撃を受けた。新常態の中、従来のやり方だけでは業績回復、生き残りは能わない。ネット通販は当然のこと、こうした越境も打開策の一つだろう。メーカー各社も新たな販路開拓に必死だ。

▼小容量化も進んでいる。前述の「東京ばな奈」は2個パックを投入。首都圏から中部地区の駅ナカにも取り扱いを拡大した。東海キヨスクの店頭フェアでは浜松名物「うなぎパイ」を3本入りで売るらしい。普段買いがしやすい適量・小分けで、狙うはコンビニなどの街ナカ新市場か。