アピ工場に新型コロナワクチン生産設備 梶山経産相が視察

梶山弘志経済産業相は7日、健康食品・医薬品製造のアピと、同社のバイオ医薬品製造子会社UNIGEN(ユニジェン)の工場(岐阜県揖斐郡池田町)を視察した。アピはUNIGENとともに、塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスワクチンの協力工場として生産を受託。現在、生産ラインの増強工事などを行っている。

梶山氏は、両工場で原薬や製剤の生産設備を確認するとともに、アピの野々垣孝会長、野々垣孝彦社長(兼UNIGEN社長)、塩野義製薬の手代木功社長、古田肇岐阜県知事らと意見交換を行った。

塩野義製薬では、経産省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業」の助成金などを活用し、新型コロナウイルス用ワクチンの開発に着手。21年末までに年3千万人分のワクチン生産を目標とするが、市場への迅速な供給を達成するため、協力工場であるUNIGEN、アピでも生産体制整備を急いでいる。

UNIGENは、塩野義の子会社UMNファーマの元子会社で、アピが17年に完全子会社化したもの。インフルエンザワクチン原薬の製造工場として最新の生産技術と世界最大規模の大型培養設備を保有。昆虫細胞を使ってインフルエンザウイルスを培養する「BEVS(ベブス)」と呼ばれる技術を用い、インフルエンザワクチンを米国向けに輸出している。