好業績の裏側で

2月期決算大手量販の第2四半期決算発表が始まった。新型コロナの影響が注目されたが、巣ごもり消費を受けた食品スーパー(SM)が収益を伸ばす一方、総合スーパー(GMS)は衣料品のマイナスなどが響き、全体的に苦戦するという対照的な結果となった。

▼SMは、まとめ買いなどよる買上点数の増加、緊急事態宣言を受けたチラシ販促自粛などによる販管費の圧縮が利益の押し上げ要因となった。販促を打たずにモノが売れるのだから、儲かるのは当たり前と言えそうだが、企業業績が好調に推移する一方、4月14日、SM3団体が報道機関に対し、「新型コロナウイルス報道に関する ご協力とお願い」と題する異例の協力要請を行った。

▼緊急事態宣言発出を受け、SM店頭では、買物客の過剰な要求に追われる一方、従業員用のマスク等が枯渇するなど、現場従業員から「ギリギリの状態で日々業務を行っている」という叫びも多数寄せられるという緊迫した状況があったことも事実。

▼好業績の裏側には、パート従業員を含め、エッセンシャルワーカーとしてフル稼働した人々の献身的な支えがあったことを忘れてはならない。