「スゴイダイズ」無調整タイプじわり拡大 公式ブランドサイトで訴求強化 大塚食品

コロナ禍による健康志向の高まりで大塚食品の大豆飲料「スゴイダイズ」の「無調整タイプ」(950㎖)がじわり拡大している。

豆乳は一般的に大豆から繊維質(おから)を取り除いた飲料であるのに対し、大塚食品の大豆飲料は大豆をそのまま粉末(大豆粉)にした飲料で、大豆たんぱくや大豆イソフラボンが摂取できる豆乳の機能価値に加えて、豆乳にはほとんど含まれない食物繊維も摂れるのが特徴となっている。

豆乳市場も健康志向の高まりにより大容量の無調整豆乳が好調。

厳選された北海道産の大豆を100%使用した「スゴイダイズ」の「無調整タイプ」もこの流れに乗ってプラスで推移している。

取材に応じた植村家敏飲料事業部ダイズ飲料担当PMは「調製豆乳市場の市場規模は大きいが前年より横ばい傾向だが、調製豆乳より高い栄養価の無調整豆乳市場は以前から伸びておりコロナ禍で加速する可能性がある」と指摘する。

同社は18年11月1日にグループ会社の大塚チルドから大豆飲料を譲受し、19年8月に全ラインアップを大刷新。全品を「スゴイダイズ」ブランドに統一し、要冷蔵(チルド)での販売だったのを製法の見直しにより常温保存可能にした。

賞味期限は「オリジナル」(125㎖)が135日間で、「オリジナル」を除く全品が180日間で買いだめニーズにも対応している。

植村家敏PM(大塚食品)
植村家敏PM(大塚食品)

「オリジナル」は国産大豆100%使用し「大容量タイプ」と並ぶ無調整タイプとなっており「大容量タイプ」に次いで堅調に推移している。

このような販売動向も加味して「スゴイダイズ」ブランドポートフォリオは、引き続き「オリジナル」「無調整タイプ」を軸足にしていく。

他のアイテムは間口(飲用層)拡大策として展開し、牛乳代替として大豆飲料にカルシウムを加えた「ミルクのようにやさしいダイズ」(プレーン・いちご)、植物性たんぱく質10%が手軽にとれる「たんぱく質がスゴイダイズ」(キャラメル・プレーン・バナナ)の順に注力していく。

「無調整タイプ」は今後、飲用だけでなく、料理などに使われる汎用性の訴求も検討。「料理番組やSNSで紹介される機会が増え、今後は料理などの発信も強化していきたい」と意欲をのぞかせる。

コミュニケーション施策としては公式ブランドサイトの開設を予定。「サイトでは原点回帰を図り、繊維質(おから)を取り除かずに大豆をそのまま粉末にした大豆飲料と豆乳との違いを明確に打ち出し、栄養価の高さに加えて、食物繊維もとれる大豆飲料ならではの特徴を訴求していきたい」考えを明らかにする。

ブランドサイトではアレンジレシピの掲載も検討していく。

来期(12月期)に向けては「まだまだ商品特長を伝えてきれておらず、ブランドを覚えてもらうことをメインししっかり取り組んでいく。来期はサンプリング等、色々な展開を検討している。トライアル獲得が重要であると考えている。」