UCC業務用食品展示会にコロナ対策コーナー 苦境の外食店へ段階別ソリューション提案

苦境に立たされている外食産業に向けて、コーヒーをはじめとする業務用食品の展示会に新型コロナウイルス対策の情報コーナーを特設――。

UCCグループ業務用事業の中核会社UCCコーヒープロフェッショナル(旧社名:ユーシーシーフーヅ)が8、9の2日間、東京で開催した業務用食品展示商談会「UCC Smile Festa」の一コマだ。

会場入り口に「コロナ対策情報」と題しパネルを並べて「ステージ1・安定化」「ステージ2・再始動」「ステージ3・成長」と3つの段階に分けて対策をまとめ、常駐の担当者が説明していた。

「営業を再開されたお客さまから『なかなか売上げが追いつかない』『時間帯などが制約される中でどのように利益を出せばいいのか』などのお声が聞かれ、お客さまに接しながらコーヒーを軸としたトータルソリューションを提案するようにした」(UCC)という。

安定化の段階で骨子に掲げたのは、現状の分析・コロナ感染拡大防止のためのツール・短期的リスクの回避など。

外部の調査データを多用し、外食・中食市場は4月に金額ベースで史上最大の落ち込みを記録したことや、緊急事態宣言解除後も外食への客足の戻りが不十分な一方で、テイクアウト・デリバリーを中心とした中食利用が増えていることを挙げ、衛生対策とともにテイクアウト資材を提案した。

衛生対策の一例(業務用食品展示商談会「UCC Smile Festa」)
衛生対策の一例(業務用食品展示商談会「UCC Smile Festa」)

再始動に向けては、安定しない売上げの影響を最小限に抑えるためのミールキットや小型・個包装の資材といったコスト改善ツールに加えて、オンライン・オフラインを活用したコミュニケーションツールを提案。さらに成長へのソリューションとしては、「新しい生活様式によって生まれた価値の変化への対応が求められる」とし、衛生的で人件費削減にも効果のあるデジタルメニューツールなどを紹介した。

業務用食品展示商談会「UCC Smile Festa」は当初、全国8会場での開催を予定していたが、コロナ禍で4会場が中止。2月12日の岡山会場を皮切りに、名古屋会場、神戸会場で開催したのち、コロナ蔓延により4月に予定していた東京会場の開催が延期となり、今回の開催の運びとなった。

なおUCCコーヒープロフェッショナルの旧社名はユーシーシーフーヅで7月に社名変更した。