女性はパスタ好き…でもなぜコンビニで買わない? ローソンが出した答えは

麺を超えるソース重量! 五感くすぐる仕掛け随所に

男性が好きな麺類トップ3がラーメン、そば、うどんであるのに対し、女性ではパスタが約76%で1位(18年、アスマーク調べ。n=1000)。「女性はパスタ好き」という大方のイメージは外れてはいないようだ。

またローソンが今年6月に実施したWeb調査によれば、20~40代女性では約6割がパスタ専門店で2~3か月に1回以上喫食。半年に1回以上を含めると8割以上に及ぶ。

これに対して、より気軽に食べられるはずのコンビニのパスタは半年に1回以下しか食べない人が6割。全く買わない人も3割いた。

「チーズ!チーズ!チーズ!6種チーズの生パスタリングイネ」(ローソン)
「チーズ!チーズ!チーズ!6種チーズの生パスタリングイネ」(ローソン)

「肌感覚で感じていたことが事実だと分かりショックも大きかったが、大きなニーズが眠っているとも言える。どうすればこうした方々に響く商品ができるかを研究した」(ローソン商品コンセプト開発部・小林愛花氏)。

パスタは好きだけど、コンビニで買うのには抵抗があるという女性の心をつかむため課題を洗い出した。ネックとなっていたのが、ラインアップが代わり映えしない、具材が少ない、見た目がいまいちという不満だった。

ローソンでは、これらの解決を目指したパスタ2品を1日から発売。いずれも専門店で食べるような本格感が楽しめるよう工夫をこらしている。

開発にあたって重視したのは3点。単なるおいしさを超えた情緒的価値、ナチュラルローソンの商品開発で得た知見、そしてパスタ専門店の出来たて感を再現した“五感で感じる”仕掛けだ。

「以前に担当していたナチュラルローソンのデザート開発を通じて、女性に選ばれるためには見た目の驚き、期待感がすごく大事だと身をもって感じていた」(小林氏)。

定番、チャレンジ、大盛りと大きく3種に分けられる同社のパスタ商品の中でも、今回発売したのはチャレンジメニュー2品。

「ボロ!ボロ!ボロネーゼ!角切り牛肉の生パスタフェットチーネ」(ローソン)
「ボロ!ボロ!ボロネーゼ!角切り牛肉の生パスタフェットチーネ」(ローソン)

「チーズ!チーズ!チーズ! 6種チーズの生パスタリングイネ」はクリームチーズ、ゴーダ、チェダー、カマンベール、モッツァレラ、パルメザンを使ったチーズづくしのメニュー。「ボロ!ボロ!ボロネーゼ! 角切り牛肉の生パスタフェットチーネ」は角切り牛肉がごろごろと入った贅沢ソースが特徴だ。

麺を上回る重量のソースによる見た目の驚きに加え、温めるととろりと溶け出すチーズ、ワインやアンチョビガーリックの隠し味、専門店の黒板アート風の商品シールなど、五感をくすぐる仕掛けが随所にほどこされている。

小林氏は「新型コロナの影響で、家での食事でちょっとした贅沢を感じたい、食卓を華やかにしたいというニーズが高まっている。見て楽しく、食べて幸せになっていただけるよう、より心に踏み込んで価値を提供できるようにした」と自信を語る。

10月からは毎月1品、具材・ソースをとことん追求したパスタメニューを発売する予定。パスタ好きな女性のニーズ獲得に本気だ。