「じっくりコトコト こんがりパン」全面刷新 横浜流星起用、広告・SNSと連動で店頭展開 ポッカサッポロ

ポッカサッポロフード&ビバレッジは旗艦の「じっくりコトコトこんがりパンシリーズ」を全面刷新するなどしてスープ事業を強化していく。

スープ事業は全体の売上げの2割弱を占めており、食品事業だけで見ると約6割を占める。コロナ禍による在宅時間の増加で朝食・昼食・夕食にとらわれない食シーンが出てきたことを好機と捉え、さらなる成長を見込む。

8月5日に発表した征矢真一社長は「中期計画でも掲げられている通り食品の領域を拡大したい。中でもスープはわれわれのコア事業で、スープに留まらない領域を広げてさまざまな食シーンにわれわれの技術でトライしていくことを考えると、まだまだ大いに伸ばしていける余地がある」と語った。

左上から時計回りに「濃厚コーンポタージュカップ」「完熟かぼちゃ ポタージュカップ」「オニオンクリームポタージュカップ」「シーフードクラムチャウダー味カップ」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
左上から時計回りに「濃厚コーンポタージュカップ」「完熟かぼちゃ ポタージュカップ」「オニオンクリームポタージュカップ」「シーフードクラムチャウダー味カップ」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)

秋冬に向けては、戦略の柱の一つに「じっくりコトコト こんがりパンシリーズ」への再注力を掲げフルリニューアルを図った。

同シリーズ基軸アイテムの「濃厚コーンポタージュカップ」と「完熟かぼちゃ ポタージュカップ」は、塩分量を調整し新たにウルトラスーパースイートコーンを一部使用し、かぼちゃの固形量をアップするなどして、相対的に素材の風味が引き立つ改良を行った。

「シーフードクラムチャウダー味カップ」は、具材にシーフードかまぼこ具材・キャベツを加えるなどして食べ応えを強化した。

定番品のパッケージは、同シリーズの独自価値である“濃厚スープがたっぷりしみ込んだパンの美味しさ”をさらに訴求するため、「パンからじゅわ~としみわたる」のキャッチコピーを上部にレイアウトするなどして直感的に“おいしさ”や“ぬくもり”が伝わるように磨きをかけた。

加えて、店頭での見栄え強化やバラエティ感醸成を図るため、商品ごとの色の識別性もアップさせた。

リニューアルに合わせて、定番品の新ラインアップとして「オニオンクリームポタージュカップ」を発売。サブラインアップでは「GRANDEブラウンシチュー風ポタージュカップ」と「1食分の野菜ミネストローネカップ」を新たに追加した。

プロモーションは、横浜流星さんを継続起用し、広告と店頭が統合的に連動するような施策を展開していく。

TVCM・民放公式テレビポータルのTver・ラジオ・交通広告で認知拡大と商品理解促進を図り、ツイッターキャンペーンやメイキングムービーのティザー広告で興味関心を醸成していく。

店頭では、これらのプロモーションと連動して、9月からと11月からの2つのタイミングで、まとめ買いによる購入喚起を促進していく。

「じっくりコトコト こんがりパンシリーズ」と「きちんとチキン」シリーズの新商品「きちんとチキン参鶏湯風スープ」(左下)(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
「じっくりコトコト こんがりパンシリーズ」と「きちんとチキン」シリーズの新商品「きちんとチキン参鶏湯風スープ」(左下)(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)

そのほかの戦略の柱としては、スープカテゴリー外への領域拡大や暖冬の影響が大きい洋風ポタージュ依存からの脱却を掲げる。

領域拡大策としては、スナッキングフードとして「じゃがネル」と「カップごはんトロリ~ズ」の2シリーズを新発売。洋風ポタージュ依存からの脱却では、カロリーや糖質を減らす“オフ系スープ”の対をなす、タンパク質や食物繊維などの栄養成分を積極的に摂ることでスタイルをつくる“ON系スープ”の「きちんとチキン」シリーズを強化していく。

「きちんとチキン」シリーズは、鶏ムネ肉由来のタンパク質をおいしく補給できるON系スープとして今年3月から展開し、今回、鶏肉の王道で女性人気の高いスープメニューである「きちんとチキン参鶏湯風スープ」を新発売した。独自開発した柔らかい鶏ムネ肉具材を入れ、鶏ガラの旨味、生姜やガーリック、胡椒を溶け込ませている。