「イエナカ」見据え対策 加工食品、今期105%見込む 伊藤ハム米田常務

伊藤ハムの米田雅行常務加工食品事業本部長は8月28日に開いたオンラインでの新商品説明会の席上、今期の推移とニューノーマルへ向けた今後の取り組みについて、次の通り語った。

加工食品事業は7月までの累計で前年比105%。家庭用が120%弱の一方、業務用が90%を切っている状況で、ハムソーの方が調理食品より若干伸び率が低い。特に4、5月の伸びが大きく、6月から少し落ち着きを取り戻してきた。直近の8月も概ね7月までの累計と変わっておらず、上期はこの形で推移すると見込んでいる。

2、3月はコロナの影響がどこまで大きくなるか見えず、対策も打てなかった。たまたま家庭用の商品の構成比が高かったので、結果的に100%を超えたのが実態だと思っている。

これまでは外食・中食・内食がある程度分かれて、それぞれの業態が成り立っていたが、今後ニューノーマルということになると、すべてが家に向かう。食品だけでなく家電なども含め、世の中すべてが家の中へ需要が集まっている。

コロナが始まった時点では、次の手を読んで打てたところはほとんどなかったと思うが、これからは“イエナカ”をターゲットにしながら、商品を磨いて刺激を与えるプロモーションを打ち、業務用でも共同開発などに取り組むことが、コロナの第2ステージとして重要になるだろう。この半年でそれらができれば、(今年はコロナで大きな売上げとなったが)来年4月になっても売上げ・収益とも担保できる体質になると考えている。