冷食売場に代替肉を 米久「エアミート」 畜種ごとの味・色も再現

昨年から大豆ミート市場に参入した米久では、新たに冷食売場への進出を目指した代替肉原料「AIRMEAT(エアミート)」を開発。9月から商品展開を開始する。

食肉メーカーとしてのノウハウを生かし、肉のような食感と味を再現。大豆たんぱくをはじめとした植物性素材に、異種たんぱくを組み合わせて肉らしい食感を実現した。ヤシ油、パーム油などの硬質油脂と、大豆油、菜種油などの軟質油脂を組み合わせて、牛、豚、鶏それぞれの脂肪の口当たりやジューシー感を表現。また酵母エキス、野菜のうまみ成分などを使って各畜種の味を再現したほか、植物由来色素で畜種やメニューに合わせて肉らしい色味を再現している。

不足しがちな食物繊維を添加。100g当たり3g以上が摂取できる。おいしさと食物繊維の健康感を武器に、新しい冷凍食品として市場への浸透を目指す。

ターゲットはヴィーガンのようにストイックな菜食主義者ではなく、健康のために「肉を食べない選択肢」を持ちたい消費者。それぞれのライフスタイルに合わせて、無理せず肉を食べない食事を取り入れたい人に寄り添う商品を提案する。

家庭用に9月1日から発売するのは「大豆のお肉で作った麻婆豆腐」をはじめ、麻婆茄子、キーマカリー、餃子、焼売、つくね、ひとくちステーキ風ハンバーグの計7品。いずれも中のトレーごと電子レンジで温めて食べられる。

同社では今秋、コロナ禍による食の変化に対応した家飲み、内食向け商材を拡充。10月の酒税法改正前の駆け込み需要も意識した、超あらびき辛口ソーセージ「ファイヤーBOOポークあらびき」など家庭用おつまみ商品のほか、スーパーのバックヤード向け業務用商品として「国産親鶏もも肉使用炭火焼」といった家では作りづらいおつまみもシリーズ展開。家庭の食卓で外食のような本格感を楽しめる商品として「豚の味噌煮込み」「豚肉の紅茶煮」などのチルド惣菜も発売する。