スタバ 自宅で楽しむファン急増 情報発信と季節感で新規開拓進む 家庭用で初の秋ブレンドも ネスレ日本

スーパーなどで販売されるスターバックス(スタバ)の家庭用商品が好調に推移している。特に4月と5月は、コロナ禍での緊急事態宣言で臨時休業した多くのスタバ店舗の受け皿になったことが販売を押し上げたとみられる。

19年4月1日から家庭用と業務用(スタバ店舗以外の家庭外市場)でスタバ商品を展開しているネスレ日本の髙岡二郎飲料事業本部スターバックスCPG&RTDビジネス部長は、1-6月の販売動向について「自宅で過ごす方が増えていることもあり、スタバを家庭で飲む人が非常に増えたことで好調に推移している」と語る。

昨冬開設したデジタルコンテンツ「スターバックスの窓」も好評を博している。

同コンテンツのYouTubeでは、富山環水公園店・京都宇治平等院表参道店・神戸メリケンパーク店のスタバ3店舗の昼・夜の景色に合わせて計10曲のオリジナルトラックが視聴できるようになっており「累計体験人数は50万人を突破しチャンネル登録も4月以降急増した」。

秋冬に向けては、引き続き、新商品による情報発信とスタバ店舗と連動した季節感を打ち出した商品でスタバファンを発掘していく。

「スターバックス フォール ブレンド」の「パーソナルドリップ コーヒー」
「スターバックス フォール ブレンド」の「パーソナルドリップ コーヒー」

季節感を打ち出した商品としては、9月1日にリテール品初となる「スターバックス フォールブレンド」を期間限定で発売開始する。

同ブレンドで「カフェ(スタバ店舗)と連動して展開し、新規ユーザーに向けて自宅で『スターバックスの窓』とともに楽しんでいただきたいということをコミュニケーションしていく」考えだ。

同ブレンドは、「力強い風味のスマトラ、柑橘系の風味のアフリカ、ナッツのような香ばしい香りのラテンアメリカの3つのコーヒーをブレンドして秋の温もりを感じさせる豊かな味わいに仕立てた」。

アイテムは「パーソナルドリップ コーヒー」(4袋・税別475円)と「レギュラーコーヒー(粉)」(140g・税別665円)の2タイプほか、コレクション性の高いカップやカップホルダーとのセット商品をラインナップしている。

新商品による情報発信の取り組みでは、新カテゴリー・新バラエティの商品を積極的に開発し新しい情報を拡散していく考えで、今回は9月1日にスティックブラックカテゴリーから「スターバックス プレミアム ソリュブル」を新発売する。

同商品は、スターバックスのカフェと同様に高品質なアラビカ豆を100%使用し、「ロースト」(7本入)と「ダークロースト」(同)の2品をラインアップ。希望小売価格はともに税別398円に設定されている。

10月1日からはギフト商品の販売も開始する。ギフトは日頃のお礼やお土産に好適な2千円の缶タイプと3千円の箱タイプを取り揃える。

コレクション性の高いカップやカップホルダーとのセット商品も(スターバックス)
コレクション性の高いカップやカップホルダーとのセット商品も(スターバックス)

「缶はファンが求められることから、2千円の缶タイプは友人への贈り物や自分用というようにカジュアルに使ってもらい3千円の箱タイプは目上の方へのごあいさつなどフォーマルな機会に活用していただきたい」との思いを込めた。

カプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」ブランドでもスタバのカプセルを展開。9月1日には、スタバのカプセル7品目となる「スターバックス 抹茶ラテ ネスカフェ ドルチェ グスト 専用カプセル」を新発売する。

同商品は、スタバ店舗で人気上位メニューである抹茶ラテの再現を目指し日本独自にレシピ開発したもので、スタバのカプセルでは初のティーメニューとなる。

香り高い抹茶の風味とクリーミーなミルクの味わいが特徴で、鮮やかな色の抹茶の上にふわふわの白い泡がのった美しい見た目も差別化ポイントとなっている。12P(6杯分)で希望小売価格は税別1千180円。