血中成分で発がんリスク判定 根拠も説明できるAI開発へ キユーピー

キユーピー マイクロRNA 人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業

キユーピーは、国立大学法人横浜国立大学、学校法人東京医科大学と共同して国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募する「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」に応募し、「説明できるAIの基盤技術開発」に採択された。

同社は、食生活の提案でがんを予防することを目的として、血液中に存在するマイクロRNAという微量成分の発現量により将来の発がんリスクを判定する研究と、がん予防の観点から特定の食成分の摂取によるマイクロRNA発現量の改善に関する研究を実施している。

複雑なマイクロRNAをAIで解析し、「どのマイクロRNAの発現量が変化しているか」を示すことができれば根拠となるが、既存のAIでは判定結果は出せても根拠を示すことができない。この問題を解決するため、19年度に採択されたNEDOの単年度事業「AIの信頼性に関する技術開発事業」で、前記2大学と判定根拠を同時に示すことができるAI開発について研究を行った。今回は、この研究を継続・発展させた形で応募し採択されたもの。20~24年度の5年間のプロジェクトでは、マイクロRNAと将来の発がんリスクとの関係の研究を継続しつつ、医療現場と連携した社会実装の検討も行う予定。

キユーピーは、本研究成果を活用し「発がんリスク判定サービス」を事業化させるとともに、マイクロRNAの発現量を改善する食生活の提案や食品の販売を組み合わせ、「食生活の提案によるがん予防」の実現を目指す。