キンレイ 4本部制で新価値創造へ 第1四半期目標超ペース

家庭用の具付き冷凍麺を中心に製造・販売するキンレイの昨年(4~3月)の売上高は141億5千800万円(前年比114%)で着地した。「お水がいらない」シリーズが好調に推移したほか、年明けからは巣ごもり需要も寄与。今年度は売上高目標148億円を掲げる。

今年は巣ごもり需要で3月頃から販売数量が増加。例年は3~6月頃が閑散期というが、需要期と同様のペースで販売が進み、第1四半期の売上は予想に対して6億円増、利益は2億円増となった。家庭用冷食市場も上振れしているが「必ずしも実力ではない」(和田博行社長)と気を引き締めるが、今のペースで進めば今期の売上は目標を超える勢いだ。

昨年度まで3本部体制(営業本部・生産本部・管理本部)だったが、生産本部から商品開発部と購買部を分割し、商品開発部と商品企画部を商品部に統合、4月1日付で商品本部を設立して商品部と購買部を配置した。これまで購買・企画・開発部署は離れた場所に位置していたこともあり連携が悪いこともあったが、統一したことで部門間の意思疎通を高め、開発の速度や精度を高め、新しい価値を生み出すことが狙いだ。

新しい価値を生み出すには、消費者に伝わる美味しさの理由やメッセージ性が必要といい、原材料の品質の追求や生産技術を磨きたいといい、新設の商品本部では「コミュニケーション力を高めての業務推進と変革」をテーマに掲げ、原料・企画・開発・PRまでを一気通貫でストーリーのある企画開発を推進する。

また「理念浸透プロジェクト(PJ)」「味の探求PJ」「CSR PJ」「業務プロセス刷新PJ」を進め、次のステージに向けての変革も進める考えだ。

キンレイお水がいらない鍋 旨辛味噌鍋

今秋は「お水がいらない」シリーズから新たに「鍋」2品が登場。1品を刷新する。

「お水がいらない鍋」シリーズは、一人で贅沢に鍋料理を楽しみながら1食分の野菜を摂ることができ、鍋で温めるに加えて電子レンジに対応したトレーごと調理ができるという2通りの料理方法を実現。昆布・鰹・あごからとった黄金だしが特長の「同寄せ鍋」は爽やかな柚の香りがアクセント。国産小麦100%使用のちゃんぽん麺入りの「同旨辛味噌鍋」は、かつおだしをベースに2種の味噌、豆板醤、コチュジャンを配合し、仕上げにごま油と牛脂を加えた、濃厚でコクのあるスープがポイントだ。

「お水がいらない 五目あんかけラーメン」は刷新し、食感を向上させた。

ファンが起点のコミュニケーションにも取り組み、オンライン・ファンミーティングの開催、インスタグラムでの展開なども図っており、また9月には新商品キャンペーンも予定する。