J-オイルミルズ 事業の筋肉質化を加速 コロナ禍で厳しい業務用「総力挙げて提案」八馬社長

J-オイルミルズはこのほど、第1四半期決算説明会(電話会見)を開催した。同社の4-6月業績は新型コロナウイルスの感染拡大で、外食向けの業務用油や土産菓子向けの油脂加工品の需要が減少。売上高15%減、営業利益42%減と大きな影響を受けた。

八馬史尚社長は「巣ごもり需要で家庭用製品が好調だったが、一部製品の供給が追い付かず、需要増を取り込めなかった部分もある。一方で、業務用製品は外食や土産菓子の需要消失の影響を受けた」としたうえで、通期の見通しについては「現時点では、当初計画で見込んだ影響の範囲内であり、変更はない」とし、通期で売上高1千600億円(前期比10%減)、営業利益70億円(5・1%増)を目指す考えを示した。

なお、重点施策として進めているSKU削減については油脂・油脂加工品・スターチの3事業合計で今期末までに計300品目削減を進める。売上高で約10億円強の減収となる一方、物流費や製品切り替えロスの削減等により3―5億円程度の増益効果を創出し、事業の筋肉質化につなげる。

また、コロナ禍の外食市場の影響が懸念されるが、八馬社長は「私ども以上にお客さまは大変厳しい環境にある。(業務用油脂トップメーカーとして)私どもの総力を挙げて、お客さまに役立つ提案にこれまで以上に努めていく」と決意を示した。