たまるエコバッグ、底をつくレジ袋

叩くたびにビスケットが増えるポケットが欲しいと歌う童謡「ふしぎなポケット」。記者の鞄の中を探ったら、エコバッグが2つ、3つと出てきた。いつの間に増えたのか、不思議さでは負けていない。

▼7月1日からのプラスチック製レジ袋有料化が義務になって1か月が経過。コンビニではレジ袋辞退率が従前の2倍以上に跳ね上がり7割台半ばに達しているという。理不尽なクレーム話も聞くが、新ルールに戸惑いながらも順応していく日本人は素直だと感心する。

▼一方で、これまで無料だったレジ袋の恩恵を噛みしめている人も多いのではないか。ゴミ捨てなど、レジ袋でワンクッション入れることで臭いを抑制したり、見られたくないゴミの目隠しにもなった。家庭のストックがなくなり、100円ショップでは20~30枚入りのビニール袋が結構な売れ行きだと言う。

▼コンビニでのレジ袋辞退率上昇は、会計待ちの行列を気にする日本的気質もあるのだろう。コロナ禍で心がささくれ立っている昨今だが、レジ待ちであまりイライラしない、「そーんな心の余裕が欲しい♪」。