西日本スーパー 上方修正相次ぐ近畿地区 中四国は慎重姿勢

西日本 スーパー 食品スーパー SM 四半期業績

近畿エリアに展開するスーパーでは第1四半期の好業績を受け、上半期の予想を上方修正する動きが相次いでいる。

関西スーパーは第2四半期(20年4-9月)の利益予想を上方修正した。第1四半期の売上げが外出自粛に伴う内食需要の増加により予想通り伸長し、売上総利益も前年同期に比べ11.7%増加。一方でチラシの自粛などにより、販管費は予想を下回った。

同社の第1四半期連結は営業収益が4.8%増の322億7千万円、営業利益が220.9%増の12億8千万円の増収増益。これを受けた第2四半期は、営業収益は当初計画通りの644億3千万円だが、営業利益は当初の予想を6億4千万円上回る18億円を見込む。

近畿エリアに展開するスーパーでは、このほかオークワとライフコーポレーションもすでに業績予想を上方修正している。

オークワの第1四半期連結は、営業収益が8.8%増(687億2千万円)、営業利益は前年の赤字から20億円へと黒字転換した。内食需要の高まりでSM事業の売上げが伸びたこと、当初予定していた改装や修繕計画を延期したことなどが主な要因。これを受け、第2四半期は営業収益が当初予想より60億円、営業利益は18億円を上乗せとする。

一方、第1四半期が減収減益だった平和堂は、営業時間の短縮や臨時休業の可能性を考慮し、予定通り第2四半期も減収減益を見込む。

また、中四国を地盤とするイズミ、フジも大型店内の専門店が休業した影響などから第1四半期は減収減益となった。4月の前期決算発表時には、今期の計画を未定としたイズミは第2四半期および通期の業績を減収増益と予想。新型コロナによる所得環境の悪化と店舗運営の制約を想定したもので、通期の減収となれば11年ぶり。利益面では、前期に比べ新設・増床にかかわる経費や広告宣伝費が減少しているため販管費が抑えられ増益を見通す。

また、中四国・近畿に展開するスーパーのハローズは第1四半期、営業収益が17.6%増、営業利益が74.9%増と大きく伸長したが、新型コロナの影響が予想困難として業績予想は据え置いている。