アサヒ飲料のEC販売好調 ラベルレス商品や「守る働く乳酸菌」「ウィルキンソン」が牽引

アサヒ飲料のEC市場での売上げが好調に推移している。

上期(1-6月)は前年同期比約30%増を記録。同社がパイオニアとなるラベルレス商品や同社独自素材を活用した健康飲料、炭酸飲料の「ウィルキンソン」の売上げが牽引役となった。

同社は、EC市場の需要拡大に対応する目的で14年9月に通販営業グループという専門組織を立ち上げ、EC専用商品の発売や定期購入が多い炭酸飲料や健康飲料の販促を強化。その結果、EC市場での売上げは19年まで6年連続で伸長した。

ラベルレス商品の展開も好調要因となる。同社は18年にEC専用商品としてペットボトル(PET)にラベルをつけないラベルレス商品を「おいしい水」ブランドから発売し、19年には「十六茶」「六条麦茶」「守る働く乳酸菌」からもラベルレス商品を発売開始。20年からは「ウィルキンソン タンサン」のラベルレスボトルもAmazon限定で発売している。

19年のラベルレスボトル販売数量は100万ケースに達し、今年も好調を維持。上期に118%増の84万ケースを記録した。“ラベルを剥がす手間いらず”“エコでラク”と好評を博しているという。

ラベルレス商品以外では上期、「守る働く乳酸菌」が19%増、「ウィルキンソン」ブランドが41%増となった。

コロナ禍における飲料購買の意識に関する同社調査によると、“健康面で体に良い商品”“いつも選んでいる定番のブランド”を積極的に購入する傾向にあるという。

この見方をもとに「守る働く乳酸菌」は、常温流通可能で、「カルピス」由来の乳酸菌研究により選び抜かれた「L-92乳酸菌」を配合している点、「ウィルキンソン」は直接飲用だけでなく、お酒の割り材として「刺激、強め。」という独自の強みが支持されたと同社はみている。

なお同社によると、新型コロナの影響で上期の飲料総市場は前年比約10%減と推定される中、EC市場での飲料の売上げは6%増となったとみている。