林原 新プルラン・酵素棟竣工 生産能力2割向上

林原は昨年2月から進めていた岡山第二工場の新プルラン・酵素棟(新P棟)の完成工事が完了し、このほど竣工式を執り行った。

新P棟は、1976年建設の現P棟の老朽化に伴い建設。廃棄物の発生量を削減する設備の導入や、自動倉庫の活用による省力化、製造工程の動線を改良して効率化を図った。生産能力は約2割向上し、製品の安定供給はもちろん、海外市場での販売量を見込む。テスト製造を経て今週から本格稼働を行う計画だ。投資額は約75億円。

プルランは酵母が水あめを原料にして作り出す水溶性の多糖で、無味無臭の白い粉末。水に溶けやすく安定性が高く、結着性、増粘性、皮膜性、成型性などの特性を生かして、主に食品の接着、増粘、品質改良やカプセル製造など幅広く使用されている。

また、酵素は微生物が生み出すたんぱく質で、でんぷんから各種の糖質を製造するために自社工場で使用している。

【概要】
▽所在地:岡山市北区今保578
▽敷地面積:2万2千㎡
▽建物概要:鉄骨造り6階、建築面積約1千300㎡、延べ床面積約5千㎡