巣ごもり消費でこめ油・ごま油が大幅増 オリーブ油を上回る伸び

築野食品工業(和歌山県かつらぎ町)は6月19日、3~5月の家庭用こめ油の市場が、昨年対比42%伸長したと発表した。

巣ごもり需要による同期間の植物油カテゴリー全体の伸長率は11%増で、こめ油が他の油と比較して伸びていることが分かった。

同社は3~5月のPOSデータを調査。4月7日に全国を対象にした緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外食店の営業自粛などの要因で家庭での飲食の機会が増えた期間のSMでの消費者の購入行動を調べた。

同期間ではごま油がこめ油と同じ42%増となっているが、オリーブオイルは9%増。近年、市場拡大が続いていたサプリオイルに関しては、同期間のえごま油は39%減、アマニ油9%減と伸び悩んだ。サプリメントの需要は拡大しており、購入経路に変化があった可能性も考えられる。

こめ油は健康イメージだけでなく、ドレッシングや揚げ物、炒め物などに幅広く使うことができるほど汎用性が高く、さまざまな料理に使える点が支持されたのではないかとみる。

また、同社の家庭用国産こめ油は1.5kgの大容量サイズが伸びた。健康に良いイメージが定着したことに加え、料理のジャンルを選ばずに使え普段使いの油としてこめ油を選ぶ消費者が増えたと推測している。