豆菓子「4歳未満に食べさせないで」注意表示を 窒息死事故受け業界団体が要望

今年2月、島根県の保育施設で節分行事の豆まきをした際に、豆を口にした4歳の園児がのどに詰まらせ窒息死する事故が発生した。

この事故を受けてNPO法人「セーフ・キッズ・ジャパン」と、超党派の地方議連「子どもの事故予防地方議員連盟」では、乳幼児による豆製品の誤嚥防止に向けた取り組みを強化。豆菓子を扱う企業が多く加盟する日本ピーナッツ協会に対し、注意喚起表示の要望書を4月に提出した。協会もこれに呼応し、会員向けに「誤嚥防止注意書き表示のお願い」と題する鈴木隆一理事長(でん六社長)名の文書を6月15日付で発出した。

ピーナッツ協会が会員向けに15年に配布した「落花生安全マニュアル」では、子どもが食べる際は保護者が見守ることなどを促す注意書きを例示。ただ、いまだ大半の商品にはこうした表示がないのが現状だ。

2団体からの要望書では、子どもの誤嚥防止策として

①4歳未満の子どもには豆は食べさせないでください
②子どもが泣き切った後や驚いたときなど大きく息を吸い込んだときに、口内にある豆が気管に入ることがあります。子どもが泣いているときは豆を食べさせないでください

――との2点の表示を求めている。また「見守っていても誤嚥を予防することはできません」として、4歳未満には食べさせないよう明記する必要性を強く訴えた。

このほどピーナッツ協会が出した「お願い」では、「尊い子どもたちの生命を守るため、予防策として積極的かつ明解な注意喚起の表示が必要」として、要望書が求める2点の注意表示を徹底するよう会員企業に求めた。