コロナ後の社会変化ではちみつ特需 ブーム継続には良品の販売が必須

はちみつ業界は3月以降、情報番組による特需で市場を拡大させた。4年前から2年間は業界関係者も首を傾げる静かなブームがあったはちみつ業界。

今回の特需を特需のままで終わらせるわけにはいかない。テーブルハネーのトッププランド・加藤美蜂園本舗の加藤禮次郎社長は「多種多様なはちみつが売れたが、消費者に喜んでいただけるものでないとリピートしない」「プレーンヨーグルト人気に連動してはちみつが売れたように用途提案にも力を入れたい」と気を引き締める。

加藤美蜂園本舗・加藤禮次郎社長
加藤美蜂園本舗・加藤禮次郎社長

同社は800アイテムの商品を持つ。コロナ禍で激増した受注対応では、生産性の早い商品に絞り、全社体制で安定供給に取り組んだ。

労働者が在宅勤務で、家族で朝食をとるようになったことや、学校の休校等によって子どもたちが簡単にできる調理をするようになったことなど、社会生活は変化している。

緊急事態宣言の解除以降もはちみつの受注増は継続中。「6月に入っても第1週の出荷が前年同期比200%、第2週は150%だった」とし、「蜂産品やオリゴ糖など健康が期待できる食品が伸びたが、これは今後も継続する。マヌカ蜜は規格がなくて国内で販売できる環境が整ってきた」と次なる戦略を練っている。