食品スーパー好調続く GMSも改善傾向 5月量販業績

スーパー/食品スーパー SM 量販店 GMS 2020年5月市況

主要量販(GMS、SM)5月既存店伸長率は引き続き新型コロナ特需を受け、食品スーパー(SM)が顕著な伸びを示した。総合スーパー(GMS)は衣料品等の不振が響き前年割れだが、食品部門の貢献で4月からは改善傾向。

SMは、引き続き外食需要や巣ごもりニーズの取り込みなどにより高い伸びが続いている。営業時間短縮や入店制限、チラシ販促の自粛、買物客の来店頻度の低下などを受け、客数は100%割れとなるチェーンが続出。特に大都市圏の出店比率が高いライフコーポレーション、マルエツ、成城石井といったチェーンに大きな影響が出た。

半面、客単価は別表の通り、ほとんどのチェーンが二ケタ増。ライフコーポレーション、マルエツは20%、成城石井は30%を超える伸長率で客数の落ち込みをカバーした。都市部を中心に来店頻度を減らし、まとめ買いするという傾向が続いているものとみられる。

緊急事態宣言の解除を受け、6月からはチラシ販促も復活している。県をまたいだ移動の自粛要請も解除され、徐々に人の往来も活発化してきた。量販業界では、6月以降もマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、入店客数の制限といった制約が残るものの、行楽需要の増加を受け、GMSなどでは苦戦主因となっていた衣料品の回復も期待されそう。

新たな生活様式の中、消費者のウィズコロナの購買行動を探るという視点から、6月の結果が注目されそうだ。