「茶カテキン研究会」発足 コロナ感染症への効果など検証

新型コロナウイルス禍における免疫力や抗ウイルスに関心が寄せられる中で、改めて茶カテキンの効果を検証するために16日、「茶カテキン研究会」が自由民主党内に発足。当日、東京・霞が関の衆議院第一議員会館で設立総会が開かれ、会長に野村哲郎氏(衆議院議員、鹿児島)が就任した。

「茶カテキンは、免疫力を高める作用、抗ウイルス作用、酸化抑制作用、がんの発生・増殖を抑える作用、血中・肝臓のコレステロール値上昇を抑える作用、体の脂肪量を低下させる作用など、さまざまな作用があることが知られている」と同研究会。一部には新型コロナにも効果が期待できるとの論文も国内外で発表されていると言う。

だが、茶葉の消費量は減少傾向にあり、価格・生産量は下落。平成12年に5万戸以上あった販売農家は、27年には約2万戸に減少。「この傾向が続けば茶産業や茶文化は消失する」と指摘。そこで研究会ではコロナ禍において茶カテキンがどのような効果があるかを検証、研究。「法的側面、社会的側面で障害があれば、政治のリーダーシップで取り除く」とし、茶産地出身議員や医療界出身議員らを中心に研究会を立ち上げた。会長に就任した野村氏は次のようにあいさつした。

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茶カテキンがコロナウイルスに効くと新聞や雑誌に書かれているが、医学的には証明されていない。お茶は価格が安く、静岡では10年間下がりっぱなしで、2番茶は100円を切り、茶農家は大変困窮している。だが明るい話題もある。鹿児島の抹茶が、このほど計40tアメリカに輸出されることになり、評判も良いと聞く。今まで中国産の抹茶が米国に輸出されてきたが、これが制限されたためオファーがきた。これを契機に安全でおいしい日本の抹茶が見直されればと思う。