都市型・中食需要獲得へ戦略店舗 「ヨークフーズ」新宿・富久エリアに出店 セブン&アイG

ヨークフーズ新宿富久店が17日、オープンした。新店舗はセブン&アイグループが打ち出す「首都圏食品戦略」の取り組みの一環として開店したもの。イトーヨーカドー食品館新宿富久店を新屋号「ヨークフーズ」に変更し、運営の仕組みや商品、売場レイアウトを同時に刷新した初の店舗となる。レイアウトに関しては昨年改装したヨークマート中町店を踏襲した。新店舗では食品館当時と比べ1割アップを目指す。

新宿・富久エリアはオフィスと住宅街が隣接する街並みで、日中はランチ向け惣菜需要が高い地域。お昼は弁当や惣菜など中食ニーズに応えるための品揃えを強化し、惣菜売場スペースを改装前の1・2倍に拡大した。特に洋風商品を充実させ、「冷製オードブル」や「マリネ」などを販売している。弁当売場では、大ぶりの切り身を48時間以上熟成させて作るこだわりの「漬け魚」を使用した魚系弁当も売りの一つだ。

また自営ベーカリー「Bonheur(ボヌール)」を新設してランチや朝食ニーズに対応。店内焼き上げパンは食パンや惣菜パンを中心とした品揃え。湯種製法で作るもっちり食感の食パンやサンドウィッチ、高温窯で焼き上げる3種類のピザを看板商品としている。

夕方はごはんの支度を簡単・便利にサポートする生鮮食品を揃え、内食ニーズに対応。鮮度や量目の幅にこだわり、日々品揃えを強化する方針。また、都市部ならではの試みとして、アジア系を中心とした諸外国で親しまれる簡便調味料や上質商品も拡充した。

「時短」「簡単」「本格」という内食トレンドに対応すべく開発したオリジナルのミールキットも取り揃えたほか、フリーズドライやスープなどの即食品を一つのエリアでまとめて展開するなど、来店客の利便性に配慮した売場構成となっている。売場面積は1千648㎡で、アイテム数は約9千800品。内訳は精肉350品、青果340品、鮮魚290品、惣菜270品、ベーカリー60品、デイリー食品1千700品、加工食品・雑貨6千800品で構成される。営業時間は午前10時から午後11時まで。

ヨーク執行役員企画財務室の岡田太郎室長は「都市型店舗ということで、ランチ需要の高さを考え、入り口の近くに即食や惣菜を強化しセルフレジも配置した」と特徴を説明。中山繁和店長は「ヨークフーズが近くにあってよかったと思われる店づくりをしたい」と抱負を語った。

ヨークマートは1日、セブン&アイグループのイトーヨーカドー食品館とザ・プライス、フォーキャストが運営するコンフォートマーケットを統合し、新たにヨークとして出発。5日には従来の食品館とザ・プライスの計19店舗をヨークフーズとヨークプライスとして刷新し、新宿富久店が20店舗目。“暮らし提案型の食品スーパー”として展開している。