コロナ後の環境変化とらえ内食需要に対応、調味料市場活性化へ ミツカングループ

生活者の食場面が外食から内食へシフトし、同グループでも外食向けビジネスが縮小する一方、家庭用ビジネスが伸長して高い需要が継続する中で、ミツカングループは食品の供給を継続するため、感染症予防対策に取り組みながら、食品メーカーの責務を果たしていく考えだ。

国内事業については、供給継続の責務を果たす一方、内食需要の増加に対応。メニュー提案を強化し、調味料市場を活性化する。また、19年度にいずれも過去最高売上げを更新した納豆、食酢飲料、鍋つゆの取り組みを強化する。

大きな環境変化が起きている中で「生活者に向き合い、ニーズをとらえ、それにしっかりと応えていくことで価値を高め、成長につなげていく」(同社)方針だ。

北米事業については、選択と集中に向けた構造改革を推進。食酢事業では家庭用のブランド商品を成長させ、パスタソース事業ではミレニアル世代に支持される「おいしさと健康の一致」を目指した高付加価値商品の取り組みを強化する。

欧州事業については、不採算事業の改廃を政策的に進め、主要ブランドなど成長性と収益性の高い事業の取り組みを強化する。

19年度に日本と米国で立ち上げた「ZENB(ゼンブ)」事業に関しては、ブランド認知獲得の取り組みを強化しつつ既存のカテゴリーにとらわれない新商品の発売、それらを通して新しい食生活を提案するビジネスモデルの構築、さらなる技術開発に取り組む。

グループ全体としては、中期経営計画(19~23年度)で掲げた「ミツカン未来ビジョン宣言」の実現へ向けた道筋を明確にしていく一方、「生活者の価値観や働き方を含めた日々の行動、グローバルでのサプライチェーンにおけるさまざまな環境変化を適切にとらえ、スピード感をもって対応していく」(同)方針だ。