生乳生産順調も4月は新型コロナの影響大 学給や業務用激減、乳酸菌飲料は大幅増

4月の牛乳等生産量は、生乳生産が前年比1.9%増と堅調だったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け牛乳生産が3.5%減となるなど大きな影響が出た。

牛乳は小中高校の休校で学校給食用(78.1%減)が大きな影響を受けたほか、緊急事態宣言を受けた外出自粛要請に伴う休店などにより業務用(17.6%減)が落ち込み、牛乳全体でも3.5%減。半面、家庭用の消費増を受け成分調整牛乳(7.7%増)、ヨーグルト(5.2%増)、乳製品乳酸菌飲料(14.6%増)などは大幅増。

生乳生産増、牛乳生産減を受けた生乳処理により脱脂粉乳(15.5%増)、バター(39.5%増)が大幅増となったが、クリーム(15.8%減)、直接消費用ナチュラルチーズ(6.2%減)、加糖れん乳(11.1%減)などは大幅減。業務用の低迷が影響したものとみられる。バターは家庭用需要が増加しているものの、メーカーの生産能力に限りがあるため、牛乳生産減による余乳処理には限界がある。生乳廃棄という最悪の事態を避けるためにも、引き続き牛乳、ヨーグルト、チーズ等、官民一体となった家庭用に対する需要喚起施策が求められそうだ。