イオンモールの徹底した感染防止対策 地元農産品で生産者支援も

イオンモールは5月28日、緊急事態宣言解除を受け首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のモールで時間を短縮しながら営業を再開し、幕張新都心店(千葉県美浜区)も全館をオープンした。これに合わせてイオンリテールの食品売場でも感染防止対策を一層強化するとともに、特設コーナーを開設して県産品の集合展開を実施。千葉県下では県産農水産品や豆腐、牛乳、加工食品など最大282品目を2か月にわたって拡販し、地域活性化を目指す。

営業再開にあたりイオンモール幕張新都心店では28日、感染拡大防止策の取り組みを紹介したが、この中で小林純一ゼネラルマネージャーは、「多くのお客さまに来店してほしいが、たくさん来ていただいても困る。あくまで安全・安心対策を講じた上で、密にならない対策を講じながら少しずつ来店頻度を上げ、バランスを追求していく。地域に新しい生活様式に則ったショッピング環境を提供し、暮らしを応援。経済活動が低迷している中で、地域の一員としてテナント企業や取引先の経済回復に寄与したい」などと語った。

密集、密閉度を表示する入館管理システム(イオンモール幕張新都心店)
密集、密閉度を表示する入館管理システム(イオンモール幕張新都心店)

また、イオンリテールの食品売場では既に10項目の感染拡大防止対策を行っているが、食品レジには千葉県初となるアクリル板仕切りを設置するなど、さまざまな対策を図った。イオンモール幕張新都心店の主な取り組みは次の通り。

出入り口は一方通行とし、アルコール消毒とAI搭載による検温実施。来店者は任意だが、従業員は必須。出入り口に設置された入館カウンターがインフォメーションカウンターの管理システムと連動して入館人数を把握し、基準に沿って密集、密閉度を表示し、入館者に混雑度を伝えることでソーシャルディスタンスを保つ。

スマホアプリ「買い物ナビ」(イオンモール)
スマホアプリ「買い物ナビ」(イオンモール)

モール内のモニター接触を避けるため、スマートフォンのアプリに「買い物ナビ」を開設。対面着席を避けるためにフードコート1千500席のうち約750席で間隔を空けて営業再開。エレベーターは定員4人に制限。館内換気システムの導入。エスカレーターは前後を開けて乗ることを啓発。25台のモニター設置。

地元食品で地域活性化

モール再開に合わせてイオンリテールの食品売場では千葉県内33店舗で特設コーナーを開設し、千葉県産の農産品などを約2か月間集中販売。白子産の玉ねぎをはじめ米、肉、鮮魚、乳製品、銘菓などで最大282品目を展開(幕張新都心店は約110品目)し、生産支援を行いながら地域活性化を目指している。売上目標は昨年の千葉県産品フェアの2倍以上とした。

特設コーナーでは千葉県産を集中展示(イオンモール幕張新都心店)
特設コーナーでは千葉県産を集中展示(イオンモール幕張新都心店)

なお、イオンリテール店舗では既に10項目の感染防止対策を行っているが、幕張新都心店では千葉県で初となるアクリル板の仕切りを設置した。

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(チラシ特売自粛の影響について)営業することを第一に考えており、来店状況はコロナ前と大きくは変わらないが、客単価は上がった。お客さまからありがとうの声が聞かれるようになった。(千葉県産品の集合展開について)生産者応援の取り組みをSNSを含めたメディアを通して告知していきたい。

イオンモールの小林純一ゼネラルマネージャー
イオンモールの小林純一ゼネラルマネージャー