ミルクと合わせる栄養粉末飲料、子どもの成長応援やフレイル予防ニーズ受け続々

牛乳や豆乳などミルクと合わせる栄養粉末飲料が各社から発売されている。この市場では、エネルギーの源であるブドウ糖を主成分に2種類のミネラルと6種類のビタミンを含んだ麦芽飲料の「ミロ」や成長期応援飲料を謳った「セノビック」が知られているが、今年に入り各社から新商品が発売されている。

子どもの1日を元気に活動するための栄養と子どもの成長のための栄養がメーンのニーズだが、近年はシニアがフレイル(虚弱)対策として求める動きも出てきている。

森永製菓の「セノビー」は、シールド乳酸菌100億個、ミルクカルシウム510㎎、ミルクオリゴ糖100㎎を配合した子どもの成長を応援する調整ココアだが、子どもを持つ30~40代女性に支えられて伸長していることに加えて、カルシウムを多く含む中身設計によりシニア層にも受け入れられている。

「特に“1 杯で1 日分のカルシウムが摂れるなら私も飲みたい!”といった声を50代以上の女性から多く寄せられたため、その層に向けて新商品の『ホネグッド』が開発された」(森永製菓)と説明する。

森永製菓の「セノビー」㊧と「ホネグッド」
森永製菓の「セノビー」㊧と「ホネグッド」

「ホネグッド」は近年の高齢者のフレイルへの関心の高まりに着目して開発された。

フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態を意味し、その要因の一つに“しっかりと栄養がとれないこと”が挙げられる。

「ホネグッド」は、そうした状況に不安を感じ、しっかり備えていきたい大人世代に向けて、1杯(1杯=ホネグッド12g+牛乳150㎖)で1日分のカルシウム(680㎎)が摂取できるよう設計。

その上、カルシウムの吸収を促進し骨の形成を助けるビタミンDとカルシウムの働きをサポートするミルクオリゴ糖を配合して効率的なカルシウム摂取をサポートする。近年、摂取意向が高まっている成分であるたんぱく質とカカオポリフェノールも配合し、1杯でたんぱく質2.3gが摂取できる高たんぱく飲料に仕立てられている。

一方、「セノビー」もパッケージに「1杯で1日分のカルシウム」を大きくあしらってリニューアル発売した。

三井農林の「日東紅茶 朝の大麦ラテ」
三井農林の「日東紅茶 朝の大麦ラテ」

三井農林も「日東紅茶」から大人層に向けて「朝の大麦ラテ」を新発売した。同商品は、シリアルやプロテインバーなど手軽に栄養補給できる食品に注目が集まることを受けて開発された。

約1万2千人を対象にした調査では、週1回以上シリアルを食べる人は11.9%だったことが判明。これを受け、同商品は「シリアルは飽きられることが課題だと推察して「大人だからこそ、しっかり栄養をとりたい」をコンセプトに、食物繊維と6種のビタミン、カルシウム、鉄分を入れている」(三井農林)。

牛乳や豆乳に溶かした飲み方を推奨し「トーストにも合わせやすい」という。