漬物・みそ、新型コロナの影響も 今後の生産と在庫調整懸念

漬物市場では免疫力向上が期待されてか、キムチが販売好調だ。有力メーカーは軒並み前年実績を上回り、中には一時出荷制限に追い込まれた大手メーカーもあった。4月に入っても増加傾向は継続し、現在もフル稼働で対応しているメーカーがある。今後、GWに向けて、生産、在庫等の調整がかなり困難になる可能性も出てきた。

キムチ同様、健康イメージの強い生姜漬も好調だ。内食化により、昼食の麺類へのトッピング需要で紅生姜の売れ行きが良い。これを契機に、常日頃から健康的な食品をチョイスする購買行動がさらに強まることも考えられる。

漬物も他の食品カテゴリー同様、外食向けの業務用は厳しい。対面販売の店舗も百貨店の臨時休業や入店施設の営業時間短縮などにより厳しい状況が続いている。

原材料の供給については、いまのところ大きな問題はないが、3月からの需要増に伴い、一部生鮮野菜にも影響が出ている。国産野菜原料は夏季に向けて原料不足が懸念される状況だ。

みそは生みそ、即席みそ汁とも販売好調が続く。こういった非常時には基礎調味料は強い。ただ生みそは一度買われると、しばらくは家庭内在庫となるので、4、5月の反動減を見込むメーカーも多い。