首都圏、外出自粛要請で買い占め再び 需要急増、卸各社も対応に追われる

首都圏の外出自粛要請で、食品卸各社では対応に追われている。25日夜の小池都知事の会見直後から、都内のスーパーでは食品を求める客が殺到。首都圏にもその動きが拡大し、米やパスタ、乾麺、缶詰、レトルト食品が一時欠品する事態となった。

ある食品卸は、26日午後の時点で、パスタなど日持ちする一部のカテゴリーでは、通常の2~3倍以上の発注が来ているという。先月末の一斉休校直後にも需要が急増後、3月中旬から落ち着きを見せていたが、繁忙期の年末に相当する物量が相次ぐ異常事態に困惑する声も聞かれる。

メーカーも増産対応しており、過度な買い占めが収まれば、店頭の品薄状況は解消する見通しだが、卸の現場では週末にかけて、出荷調整やそれに伴う伝票修正、急激な需要増に対する物流確保など、対応に追われた。

政府も「食品の供給力は十分」と、消費者に冷静な対応を呼びかけている。外出自粛要請が出された週末も、ライフラインを担う食品卸のセンターは業務を継続し、一刻も早い安定化に努めている。