イオン初、再生可能エネルギー100%使用の店舗 スーパーで世界初の実証実験も

2施設で運用開始

イオンは24日、2つの商業施設でイオン初となる使用電力の100%を再生可能エネルギーで賄う店舗として運営開始すると発表した。

対象2施設は、3月28日に開店するイオンスタイル海老江と19年9月から営業しているイオン藤井寺ショッピングセンター(SC)。

イオン藤井寺SCではPPAモデルを導入して太陽光発電電力を自家消費する。

PPAモデルとは「Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデル」の略で、PPA事業者が電力需要家の敷地や屋根等を借り太陽光発電システムを設置し、そこで発電した電力を需要家に販売する事業モデルとなる。

イオン藤井寺SCでは、一般家庭の年間約30世帯分の使用量に相当するクリーンな電力を発電し、この電力を施設の使用電力の一部とすることで、再生可能エネルギー活用の拡大に取り組んでいく。

太陽光発電で不足する電力は、関西電力の「再エネECOプラン」により再生可能エネルギーを調達する。イオンスタイル海老江でも同プランにより再生可能エネルギー由来のCO2フリーの電気を使用できる。

3月28日に開業するイオンスタイル海老江(イメージ)
3月28日に開業するイオンスタイル海老江(イメージ)

加えてイオンスタイル海老江では、イオンリテール、関西電力、オプテージ、神戸大学、日建設計総合研究所の産学5社が、スーパーでは世界初となる「人流等のデータとAIを活用した空調エネルギー削減システム」の実証実験を開始する。

同実験は、施設内に温度計などのセンサを設置して、人流・動線・温湿度・CO2濃度などのセンシングデータを収集・蓄積し、AIを活用してスマート空調制御や先端的なサービスの提供を実施するもの。

スマート空調制御では

①外気の導入・遮断
②空気の再利用
③人の粗密による風向・風量制御

に関してAIを活用した最適な空調自動制御を実施し、その省エネ効果を実証する。

先端的なサービスとしては、安全・安心な店舗、待ち行列の解消、高度なマーケティングに資するソリューションを提供し、その実効性の検証を行う。