中部薬品「V‐drug」 都心部立地の旗艦店オープン 出来立て惣菜・カフェコーナーなど

バローグループの中部薬品は17日、「V‐drug」の都心部立地における旗艦店となる「錦二丁目店」(名古屋市中区)をグランドオープンした。売場面積約250坪で、医薬品、ヘルス&ビューティ、日配食品、冷凍食品、酒類、菓子、飲料、中食・惣菜など約1万6千アイテムを品揃える。カフェコーナーや店内厨房による出来たて弁当・惣菜の提供、プチ健康診断ブースの設置など、近隣のオフィスワーカーを中心とした商圏顧客の食と美、健康を支えていく。

同社では「郊外型300坪」を主軸に、「500坪以上の大型店」「住宅地立地店」と各種店舗フォーマット開発を進めてきたが、昨年(19年)7月には「栄本町通店」を開設。都心型立地の展開にも本格的に着手した。

「V‐drug錦二丁目店」は、名古屋市営地下鉄・丸の内駅から徒歩2分。営業時間は月~金曜日8~23時、土・日・祝日9~22時。駐車場は5台分(時間貸)。

健康診断ブース(V‐drug錦二丁目店)
健康診断ブース(V‐drug錦二丁目店)

近隣は官公庁、金融、オフィスなどがひしめくビジネス街だが、ドラッグストアは空白地域だった。また、近年は地域の再開発が進み、超高層マンションや商業ビル、ビジネスホテルの建築ラッシュが続いており、今後も高い集客が見込まれている。

店舗入り口すぐのプチ健康診断ブースには、野菜摂取の充足度が分かる「ベジチェック」をはじめ、「糖化測定器」「血管年齢+血圧計」「骨密度測定器」の4種の健康測定器を設置。日常的に来店し、セルフで健康チェックができるだけでなく、管理栄養士による健康相談も行う。12日のプレオープン以降の動向を見ると、「女性はベジチェックと骨密度、男性はベジチェックと血管年齢に関心が高い」という。4月1日には調剤薬局の開局も予定する。

オフィスワーカーに向けては、ランチ、飲料などを手頃な価格で提供。特に「野菜摂取」を強く後押ししていく。

店内調理・デリコーナー(V‐drug錦二丁目店)
店内調理・デリコーナー(V‐drug錦二丁目店)

店内厨房ではハンバーガーや丼もの、カレー、惣菜などを調理・加工し店頭に出す。オリジナルカレーは、セルフで盛りつけ放題398円(税抜)。ハンバーガーも各種198円のお手頃価格ながらボリューミーな内容。仕入れ商品についても、バローグループの総菜専門店「デリカキッチン」の弁当、サラダなどを品揃えた。

店内併設のカフェスペースは20席。淹れたてコーヒーは、レギュラー1杯・100円だが、月額税込1千円で飲み放題になるサブスクリプション(定額課金)サービス(毎日3杯まで)も用意して、来店頻度向上を促す。

標準300坪タイプの店舗の年商が3.5億円前後のところ、同店は8億円と高い目標を掲げる。「V‐drug」の食品の売上構成比はおよそ35%だが、「錦二丁目店」に関しては立地、顧客特性を鑑み、現時点では25%程度と試算する。