コーヒー&紅茶飲料が春夏商戦に突入 500㎖PETで激戦予想

コーヒー飲料と紅茶飲料でマーケティング活動が本格化している。手売りチャネルを主戦場に両カテゴリーで激戦が予想されるのは「クラフトボス」に代表される500㎖の容量を中心とするペットボトル(PET)。この市場で昨年から勢いづいているのは紅茶飲料で、昨年は「クラフトボス」の紅茶シリーズと「午後の紅茶 ザ・マイスターズ ミルクティー」がヒットした。

今年、紅茶飲料で先手をとったのは「午後の紅茶」で、「ザ・マイスターズ ミルクティー」(500㎖PET)の茶葉感をアップして3月17日にリニューアル発売するとともに新フレーバーとして「ザ・マイスターズ オレンジティー」(同)を新発売した。

深田恭子さんを起用した新TVCMや交通広告、ツイッターでのプレゼントキャンペーンなどを展開しアピールを強めている。

「クラフトボス レモンティー」
「クラフトボス レモンティー」

対する「クラフトボス」からは、シチリア産の有機レモン果汁由来の香りを特徴とした「クラフトボス レモンティー」(500㎖)が4月21日に新発売される。発売前に同商品がもらえるツイッターキャンペーンを実施するなど、こちらも大規模マーケティングが予想される。

紅茶と果汁の組み合わせも増えつつある。410㎖PETで100%果汁と蜂蜜を加え自然な甘みを追求している「紅茶花伝クラフティー」シリーズからは、「贅沢しぼりオレンジティー」と「贅沢しぼりピーチティー」の中味とパッケージに磨きをかけ3月9日から発売している。

通常、果実感を打ち出そうとして果汁の使用量を多めにすると、果汁の酸味を和らげるため砂糖の使用量も多めになりがちになる。

この課題に対応したのが「TEA’sTEA NEW AUTHENTIC」の生シリーズ(500㎖PET)で、生果と一緒に紅茶を抽出することで果汁の使用量を減らしながらも遜色ない果実感を実現している。「生オレンジティー」「生アップルティー」に続く新商品の投入が予想される。

新基軸のコーヒー飲料が続々
新基軸のコーヒー飲料が続々

一方、コーヒー飲料の500㎖PETは特にブラックで「クラフトボス」と「ジョージア ジャパンクラフトマン」が定着化し牙城が崩しにくくなっている中、棲み分けを図った取り組みがみられる。無糖ラテに加えて、新たに微糖とカフェラテの間くらいの甘さを狙うのは4月13日に新発売される「タリーズコーヒーJAPAN TASTE 黒糖ラテ」(500㎖PET)で、甘みに黒糖を使用して甘さの質を追求した。

UCC上島珈琲は、エチオピア産コーヒーをベースにさわやかな酸味のストロベリーを組み合わせた「UCC BEANS & ROASTERS ミルク好きのストロベリーラテ」(450㎖PET)を4月6日から期間限定で販売する。

そのほか新基軸商品としては「ダイドーブレンド スマートブラック 世界一のバリスタ監修」(500㎖PET)の機能性表示食品へのアプローチや、植物ミルクを使用したアサヒ飲料の新ブランド「PLANT TIME」(415㎖PET)などが挙げられる。

容量帯でも広がりをみせる。「ファイア ワンデイ ブラック」の600㎖に加えて、目下注目されているのが、コカ・コーラシステムが最重点新商品と位置づける「ジョージア ラテニスタ」。カフェネイティブ世代に向けたミルクリッチな味わいを特徴とし、280㎖PETの容量帯で手売りの棚にどう攻略していくかに耳目を集める。