「食」の果たす役割

新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまな興行、イベントが中止になっている。プロ野球、Jリーグの開幕延期に続き、第92回選抜高校野球大会の中止も決定した。9年前の東日本大震災では、開催が危ぶまれたものの開催された。結果的に球児の躍動が、意気消沈した日本中を鼓舞した記憶がある。

▼高校野球が中止になったのは太平洋戦争以来ということだから、今回のウイルス禍は戦争状態に近いのかもしれない。

▼政府は興行等の自粛期限をさらに延長している。事態の収束をどこで測るかさえ明確になっていないだけに、7月の五輪開催を含め、先行きは全く不透明だ。経済活動の停滞による影響は今後さらに拡大することになる。

▼だが、こんな時だからこそ「食」の果たす役割を改めて考えさせられる。生命を維持するためだけではない。作り、それを楽しく味わう喜びも得られるのが「食」だ。小中高の臨時休校もあり、外食控かえ、内食へのシフトが進んでいるが、この機に家庭内で子供たちができる食育活動を提案してみるのも良いのではないか。