被災地復興へ「産業振興」 農業高校にトマト苗配布も カゴメが東北支援活動

東日本大震災から丸9年を目前に控え、カゴメの昨年度の東北復興支援活動と今年の活動概要がまとまった。

同社は、2011年に東日本大震災の復興支援を目的に「東日本大震災復興支援室」を開設し、被災者とともに農業復興や地域再生を担う人材育成などさまざまな活動を展開。昨年からは被災地復興にむけて「産業振興」に力を入れ、具体的には、復興庁主催被災地域の地元企業と支援企業をつなげる「結の場」に初めて参加した。

また、南三陸ワインプロジェクトに参加し、南三陸町入谷地区のシャルドネ畑の栽培とワイン製造の応援も開始。さらに東北における農業の担い手の育成を目的に、農業高校でのトマト栽培の授業などを行い、東北地域の農業高校にトマトの苗を配布するとともに、農業専門スタッフが栽培指導、調理実習、店頭販売体験などの授業を行った。その結果、「加工用トマトと生食用トマトの違いがよく分かった」「加工に適した品種育成や栽培方法があることを実際に栽培して理解できた」など参加者から感謝の声が寄せられた。

また、「みちのく未来基金」への寄付を目的とした復興支援品を販売。昨年度の復興支援品は「オリジナルマーク入りグッズ」と「被災地産品(斡旋販売)」で、11年から19年までの累計で821万9千円となり、これをみちのく未来基金に寄附した。

なお今年の活動は、自社の資源を活用して地元食品企業の支援を開始する予定。