在宅率増加の家庭需要にも貢献 アイリスオーヤマが保存食強化 既存のパックごはん商品は急伸

アイリスオーヤマは、保存性とおいしさを両立させた食品のラインアップを強化している。

今回、アイリスオーヤマのグループ会社アイリスフーズが開発・販売を担い、レトルトカレー、フリーズドライ食品、フリーズドライ味噌汁の3つの成長カテゴリーに初参入した。

2月下旬からスーパーやホームセンターなどで「スパイス香る欧風ビーフカレー」1品(レトルトカレー)、「雑炊」2品(フリーズドライ食品)、「すぐおいしい味噌汁」3品(フリーズドライ味噌汁)の計6品を順次発売している。

全品とも「保存性を意識し、どの商品も日々おいしく消費しながら保存にも適した設計となっている。お手頃価格で本格的な味わいも志向した」(アイリスオーヤマ広報)という。

「スパイス香る欧風ビーフカレー」は、オニオンの甘味をベースにビーフの旨味と完熟トマトの酸味を効かせた家庭でのなじみの味わいに、10種類以上のスパイスを加えた「本格的なレトルトカレー」。中辛で、ジャガイモ、ニンジンの具材感も特徴。3個パックで希望小売価格は398円。「本格的なスパイス味でありながら最も人気のある1個100~199円の中価格帯を狙った」。賞味期限は24か月。

アイリスオーヤマのパックごはん各種
アイリスオーヤマのパックごはん各種

「雑炊」は、「かに」と「鮭」の2品をラインアップし、2品とも国産コシヒカリを使用し和風だしをベースにした。

「かに」にはズワイガニ・ネギ・たまご、「鮭」には紅鮭・ホウレンソウ・たまごをそれぞれ具材に採用し、「具材がしっかり感じられる設計でお弁当のお供にも適している」。賞味期限は12か月。

「すぐおいしい味噌汁」も賞味期限12か月で長期保存が可能なほか、フリーズドライ製法による風味・彩り・食感のよさと栄養価の保持を特徴としている。栄養価については、熱に弱い野菜類のビタミン類や乳酸菌が残りやすくなっている。

「豚汁」「なす」「野菜」の3品を取り揃え、「豚汁」は米みそと麦みそ、「なす」は米みそと豆みそ、「野菜」は白みそをそれぞれベースとし「どれも風味がとてもよい」という。

アイリスオーヤマは東日本大震災の復興支援の想いから、地元の農業生産法人とともに精米事業も展開。お米の鮮度とおいしさを保つ独自の低温製法を確立し「簡単・便利・おいしい」をキーワードに現代に合わせた提案を行うことでお米の消費拡大を目指している。

アイリスフーズでは、かねてからお米、パックごはん、もちなどを販売。この中で、パックごはんは新型コロナウイルス感染拡大や一斉休校要請の影響を受けた模様で「先週1週間(2月24日~3月1日)の売上げが前年同期比3倍となった」。