アーモンドでシワの幅と深さ減少 米大学が研究成果

カリフォルニア・アーモンド協会出資のもとカリフォルニア大学デービス校が実施した最新研究で、ナッツ類を含まない間食の代わりに毎日アーモンドを摂取することで閉経後の女性のシワ幅や重症度が改善することが判明した。

同研究を含む“アーモンドの栄養と肌への効果”について、江崎グリコが22日都内で主催した「おいしさと健康セミナー」に招かれた同協会のミュリエム・キム氏(日本・韓国担当 市場開発コンサルタント)が講演した。

同研究は、カリフォルニアに居住するアメリカ人女性50人の中から、喫煙者などシワのできやすい傾向のある人を除いた閉経後の健康な女性28人を無作為に2つのグループに振り分けて実施された。

アーモンドケースを紹介するミュリエム・キム氏(カリフォルニア・アーモンド協会)
アーモンドケースを紹介するミュリエム・キム氏(カリフォルニア・アーモンド協会)

調査開始4週間以降、一日平均約60g(340kcal)のアーモンド摂取するグループ(A)と、ナッツ類を含まないシリアルバーやグラノーラバーを一日平均340kcal摂取するグループ(B)に分けて調査したところ「8週間まで差がみられなかったが、16週目になるとAではシワの幅が10%、シワの深さが9%それぞれ減少した」。

今回の調査対象は、1~6タイプに分類されるフイッツパトリック分類の中の日焼けによる褐色変化が起きにくいとされる白色の1と2のスキンタイプ。

「今後は同じ女性を対象にした調査を続けるとともに、サンプル数を増やし2~3に分類されるアジアの方を新たに対象にした調査を行っていく」。

1日の摂取推奨量である手のひら一杯分のアーモンド(約23粒・30g相当)には植物性タンパク質(6g)、食物繊維(4g)、悪玉コレステロールの数値を下げ善玉コレステロールの数値を上げる不飽和脂肪(9g)、ビタミンE(7.69mg)、カリウム(220mg)、カルシウム(81mg)、マグネシウム(81mg)などが含まれている。

これらの中で、キム氏は肌への効果に寄与しているものとして天然のビタミンEが豊富に含まれていることを挙げる。

宅見央子マネージャー(江崎グリコ健康科学研究所)
宅見央子マネージャー(江崎グリコ健康科学研究所)

「ビタミンEは抗酸化物質であり、細胞、組織、臓器を損傷するフリーラジカルと呼ばれる物質によるダメージから身体を守る。日本のビタミンE推奨量は成人男性で1日6.5mg。手のひら一杯分のアーモンドには約7.7gのビタミンEが含まれ推奨量を100%以上満たすことができる」と語った。

手のひら一杯分のアーモンドのカロリーは170kcalだが「食物繊維を豊富に含むため実際に吸収されるカロリーは20%少ない130kcalとなる」。

江崎グリコの宅見央子健康科学研究所マネージャーは、アーモンドの皮にはポリフェノールが豊富に含まれることと強い抗糖化作用があることを説明した。