「アーモンド効果」コラボに手応え 1000㎖好調で習慣化進む 江崎グリコ

江崎グリコは「アーモンド効果」シリーズで3月2日に新商品・リニューアル品を投入するなどして成長を加速させる。

同シリーズは近年、購入者数(間口)と購入者1人当たりの購入金額(奥行)がともに拡大傾向にある。

これについて、22日都内で発表した木村幸生マーケティング本部健康事業・新規事業マーケティング部部長は「ともに拡大しているということは習慣化が進んでいるということ。飲料カテゴリーは単に飲むだけではなく、豆乳のように鍋など他のものに使われ始めると一気に広がっていく」と語った。

「アーモンド効果」では、これまでさまざまなコラボを実施し汎用性を訴求してきたことで、昨年は1千㎖サイズの大容量が大幅に伸長して全体の成長を牽引。「配偶者、パートナー、子供など家族の飲みものとして飲用量が増えている」という。

この中で男性の伸びが顕著になった。発売当初2割の性別購入率だったのが4割弱まで拡大した上に、1人当たりの購入金額も男性のほうが高いという。

「女性がメーンターゲットであることに変わりはないが、男性にも受け入れられるコミュニケーションを検討して市場を拡大していきたい」と意欲をのぞかせた。

今後は「アーモンド効果」を認知していない層や認知未購入者の開拓余地が十分にあることから、商品を拡充するとともにTVCMやキャンペーンを投下し引き続きコラボも推進していく。

ベーシックラインでは、おいしさをより打ち出す狙いから既存品の「砂糖不使用」(200㎖)を新商品の「まろやかカフェ」(200㎖)に差し替える。「3種のナッツ」は200㎖に加えて新たに1千㎖サイズを発売する。

「アーモンド効果TASTY」(江崎グリコ)
「アーモンド効果TASTY」(江崎グリコ)

高付加価値ラインであるチルドカップの「アーモンド効果 TASTY」2品(220㎖)は、一部使用していた凍結粉砕アーモンドをアーモンド中100%使用に刷新してアーモンドの香ばしさと飲みやすさを両立させた。

アーモンドの皮にはポリフェノールが豊富に含まれる研究報告もあがっている中、「アーモンドの味の骨格となる皮を100%使うことでTASTYにふさわしい味になる」と語った。

凍結粉砕アーモンドは、アーモンドの実をそのまま液体窒素に入れて凍らせ、それをドラムにぶつけ破砕された特許出願中の原料となる。

「TASTY」では、環境にも配慮してプラスチック蓋をなくしたことでコスト削減にもつながり希望小売価格をベーシックライン(200㎖、税別125円)に近づけて税別158円とした。

コラボは今後、コーヒーとの提案を強化。「コーヒーは女性の飲用者も増え“コーヒーに入れたらおいしい”という話を徹底的に行っていく」。

今年はオリンピック・パラリンピックが開催されることから、インバウンド需要にも期待を寄せる。昨年のラグビーW杯では競技場周辺のコンビニで販売好調だったという。

アメリカではアーモンドミルク市場は急成長し乳代替飲料市場の75%を占め、ヨーロッパでも穀物や植物性飲料は伸長し全体のうちアーモンドミルクはトップのオーツ麦に次ぐ約3割のシェアを占めているという。