「食の未来 ともに創る」 “食とスポーツ”に焦点 ニッポンハムグループ展示会

「2020ニッポンハムグループ展示会」が16、17の両日、幕張メッセで開催された。23、24日に開催する大阪会場と合わせ、得意先や個人株主、就職希望学生など約1万4千500人の来場を見込んでいる。

昨年に引き続き「食の未来 ともに創る」をテーマに開催。企業メッセージゾーンでは「食とスポーツ」に焦点を当て、健康社会の実現に向けた取り組みを紹介。高齢者のフレイル(虚弱)予防を目指し、食と健康で健康を育てるための解決策などを提示した。

また「フードスタイルラボ」として、たんぱく質の摂取、スマホの“ながら食べ”など5つの食卓テーマに沿った調査結果や商品の展示を行った。

畑佳秀社長(日本ハム)
畑佳秀社長(日本ハム)

主力ウインナー「シャウエッセン」のブースでは、昨年の新フレーバーに続くブランド拡張の試みとして、シャウエッセンの肉で作ったベーコン「シャウBACON」や、25cmと食べ応えのある長さの「シャウエッセン メガロング」など新商品を試食とともに紹介した。

また大人向けの高付加価値ピザ「奏(かなで)」によるディナーシーン提案、惣菜の素「中華名菜」の新メニューなど重点ブランドの強化をアピールした。

初日に会見した日本ハムの畑佳秀社長は「さまざまな環境変化が起こっている。今年はオリンピックが開催され、『食とスポーツ』が大きく注目されるだろう」としたうえで、「(20年度は)中計最終年度として、目標に一歩でも近づけるよう努力していきたい。ステークホルダーとエンゲージメントを強めるため、みなさまから共感いただける取り組みを行う。またAI、IoTなどテクノロジーを駆使したデジタルトランスフォーメーション(DX)で新たなビジネスモデル構築、生産性の向上を図る」との方針を示した。

井川信久加工事業本部長によれば、年末商戦は「30年ぶりに休日のないクリスマスとなり、想定以上に新しい売れ方をした」という。歳暮ギフトは97~98%程度と苦戦。スーパーのクリスマス商戦や業務用の売れ行きも低調だったが、「シャウエッセン」は12月に過去最高の売上げを記録。井川氏は「年末も通常の商品が販売されていることを示しているのでは」との見方を述べた。