「野菜をとろう」促進活動 「あと60g」史上最大規模で カゴメ

カゴメは、野菜摂取促進運動を史上最大級規模で展開する。長期ビジョンに「野菜の会社」を掲げている同社は、「日本の野菜不足に本気で取り組む」ことで、この動きを加速させる。1月から新社長に就任した山口聡社長も迷いはない。同社は17日、2020年新戦略と「野菜生活100」新CM発表会を開催した。

厚労省は1日の野菜摂取量目標として350g以上を推奨しているが、現状は290gと60g足りない。しかも目標量を理解している人はわずか16%と少なく、約80%の人は不足していることすら自覚していない。そこでカゴメは、野菜摂取量の向上を目的に、1月からカゴメ史上最大級の規模で野菜摂取促進運動「野菜をとろうキャンペーン」を開始。10年変わらない日本人の野菜不足を変える活動に挑む。

キャンペーンでは、「野菜をとろう あと60g」を活動スローガンに掲げてロゴも作成。不足分の「60g」を象徴化することでアクションを促す。具体的な施策は

①目指せ100万人、全国ベジチェック体験活動
②団体・企業との連携による「野菜摂取推進プロジェクト」
③カゴメオリジナル「野菜マエストロ検定」
④「カゴメ株主 野菜アンバサダー」による情報発信
⑤新聞、テレビ、SNSなどによる広告展開

の5つ。

「ベジチェック」はセンサーに手のひらを当てるだけで野菜摂取の充足度が測定できる機器で、企業や自治体の健康増進支援ツールとしてさまざまな場面で活用。機器を使ったレンタル・リースおよび健康サポートプログラムも販売し、2月から全国体験会を開始。小売商品による物販に続くコトビジネスの強力なツールに位置付けている。団体や企業など異業種にも連携を呼びかけており、すでに20企業・団体と接点を探っている。

さらに約20万人の株主を対象にアンバサダーを募集。野菜試験の合格者にアンバサダーになってもらい、家族や友人に野菜の魅力を広める。流通対応では、野菜がたっぷり摂れる商品やレシピにより需要を喚起し、コンビニやスーパーの惣菜売場でも野菜のおかずを増やす活動に注力する。

野菜飲料対策では、今年で25周年を迎える「野菜生活」ブランドの価値を拡大。基本価値はそのままに、スムージーで展開した女性に向けた食代替価値に加えて、カラダ作りやたんぱく質ニーズにも応え、野菜と豆乳が一緒に楽しめる健康飲料「野菜生活Soy+」を新発売する。