ベジミートの提案強化 植物性食を自由に楽しく 伊藤忠食品

伊藤忠食品はヘルス&ビューティー分野の新機軸として、植物性由来のベジミートの提案を強化する。14日に東京本社でメディア向け「ベジミート試食会」を開催。22、23日にポートメッセなごやで開かれる東海営業本部展示会でも、ベジミートの取り組みを披露する。

世界的に植物性原料を使用したベジミートが注目されるなか、大手卸として先駆けてベジミートの提案に力を入れる。健康志向や環境意識の高まりに加え、東京五輪を機にサステナブルでヘルシーなベジミートの認知が加速することが予想され、ヘルス&ビューティー分野の新たな取り組みとしてベジミートを提案する。

提案の方向性としてベジタリアンやビーガン向けではなく、ベジミートの価値を幅広い層に伝え、「週に1回でも動物性食品に変わり、植物性食品に置き換えるような食習慣を提案していきたい」(MD統括部ヘルス&ビューティーMDチーム・長田恵里奈主任)。

ターゲット層としては環境意識の高い生活者やメタボ対策や低カロリー・低糖質を求める健康志向のユーザー層、効率的なたんぱく摂取が必要なシニアや子供など、幅広いターゲットを設定。大豆由来のベジミート以外にも、小麦たん白、きのこ類などバラエティ豊かなプラントベース食品や、簡便性に優れた加工品などの取り扱いを強化する。

食物繊維が豊富なベジミートをハンバーグなどのメニューに混ぜて使うことや、即食・簡便な加工品の提案など、自由なスタイルでベジミートを楽しむことを提案し、新たな需要開拓につなげていく方針だ。

メディア向け試食会では、日経トレンディの2020ヒット予測でも取り上げられた日仏貿易の「カルロタ有機ベジバーグ(マッシュルーム/キアヌ)」(オーガニックで常温保存を可能にした肉代替ハンバーグ)、三育フーズの「リンケッツ」(大豆たんぱく主原料のソーセージタイプ)、「ベジツナ」(大豆で作ったツナ風フレーク)を紹介。

樋上佳秀・商品本部本部長代行兼MD統括部部長は「ベジミートはこれからのカテゴリーだが、環境変化を考えると5~10年先には当たり前のように食卓に並ぶようになるのではと期待している」と意気込みを語った。